ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

僕が舞台を降りる日

久々に素晴らしい番組を見たと思う

終始重い空気だが、無駄な演出がなかったので集中してみることができた

 

売れない芸人に同情的過ぎる訳でもなく、冷たすぎる訳でもない

僕は最近のワーワーキャーキャー言ってムリヤリ盛り上げれば良いと思っているバラエティ番組がしんどくなってきたので、TKO木下さん、サンド伊達さん、ナイツ塙さんがローテンションで会話していくスタイルが非常によくうつった

 

取り上げられたカブレラというコンビは、関西の賞レースでたまに見てたコンビだ

決して飛びぬけた実力がある訳ではないが、奇をてらわず愚直に笑いを取りに行く正統派のコンビだったと記憶している

松竹の若手から中堅では、間違いなくトップレベルの実力派コンビだっただろう

でも、こんな彼らでも売れないという事実に、お笑い界の厳しさを感じざるを得ない

 

基本的に、僕の考えは

『売れない芸人にも面白い芸人はいっぱいいる

しかし、売れた芸人は間違いなく面白い芸人である』

である

勿論、僕が好みでない芸人はいっぱいいるし、なぜ売れているのか分からない芸人もいっぱいいる

それでも、「馬の目を生き抜く芸能界で売れた」という事実は非常に重いものがある

イケメンだとか、可愛いだとか、ゴリ押しだとか、一部の熱狂的ファンに支えられてるだとか、それだけでは生きていけない世界だと思う

 

カブレラは間違いなく実力があったが、残念ながらその世界で通じることができなかった

だけど、TKO木下さんが言っていた通り、元芸人の話術などを用いて次のステージで大活躍した人もたくさんいる

芸人を続ける兵頭さんも、会社員となる久下さんも、是非とも成功してもらいたいものだ