ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

ミルクボーイおめでとう

圧巻中の圧巻でした

 

リターン漫才という非常にシステマティックな漫才が特徴だが、そういうところが全く見えなかった

おじさん二人がくだらないことを延々と言い合うことの面白さ、その中には緻密で機械的で感情的で万人向きでシニカルで王道で変化球で…そういう要素が混然一体となったうえで含まれている

上手いこと言えないけど、そういうのが包括されていると思った

 

ミルクボーイは昔から一切ネタの構成を変えていない

僕は昔の漫才感想で「並列的」だとか「単調」だとか「偏見が共感できない」だとか、書いた記憶がある

「リターン漫才というフォーマットには先が見えないから、変えた方がいい」と思ってもいた

でも、自分達の信じた道を突き進み、ネタを何十倍にもブラッシュアップさせて、決勝で最多得点を獲得するとは

「唯一無二」のネタを行うコンビは多いと思うけど、そういったコンビに夢や希望を与える優勝だったと思いました

 

最後に敗者復活戦と、決勝戦の個人的得点を書きます

 

【敗者】

①カミナリ92 ②囲碁将棋85 ③天竺鼠89 ④和牛95

⑤ラランド91 ⑥マヂカルラブリー90 ⑦ミキ92 ⑧くらげ93

四千頭身94 ⑩東京ホテイソン91 ⑪錦鯉90 ⑫セルライトスパ91

⑬ダイタク92 ⑭ロングコートダディ93 ⑮アインシュタイン87 ⑯トム・ブラウン91

 

【決勝】

①ニューヨーク90 ②かまいたち94 ③和牛95 ④すゑひろがりず94 ⑤からし蓮根94

⑥見取り図95 ⑦ミルクボーイ98 ⑧オズワルド92 ⑨インディアンス88 ⑩ぺこぱ96

【最終決戦】

①ぺこぱ97 ②かまいたち96 ③ミルクボーイ97