ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

相変わらずの週刊ベースボール

週ベのドラフト番付、相変わらず意味不明だ

仙台大の馬場(関脇以上は確実だろう)が載ってなかったり、東野(ボーダー、おそらく指名漏れ)>東(上位候補)だったり、訳分からん

馬場に関してはドラフト候補50人にも載ってねーし(4位以下の評価なのだろうか、忘れてるのか)

 

もう中村和久はクビにして、まともな元スカウトに記事書かせてくれ

阪神特集でダンカンのコラム載せてはらわた煮えくりかえる思いだが、ドラフト特集でもやらかした

何度も何度も言ってるが、週ベ読むのやめたくなる

岡田さんやメッセンジャーのコラム好きだから、非常に悩ましいが

 

本当に野球を愛する人間のための野球雑誌が欲しいものだ

僕が舞台を降りる日

久々に素晴らしい番組を見たと思う

終始重い空気だが、無駄な演出がなかったので集中してみることができた

 

売れない芸人に同情的過ぎる訳でもなく、冷たすぎる訳でもない

僕は最近のワーワーキャーキャー言ってムリヤリ盛り上げれば良いと思っているバラエティ番組がしんどくなってきたので、TKO木下さん、サンド伊達さん、ナイツ塙さんがローテンションで会話していくスタイルが非常によくうつった

 

取り上げられたカブレラというコンビは、関西の賞レースでたまに見てたコンビだ

決して飛びぬけた実力がある訳ではないが、奇をてらわず愚直に笑いを取りに行く正統派のコンビだったと記憶している

松竹の若手から中堅では、間違いなくトップレベルの実力派コンビだっただろう

でも、こんな彼らでも売れないという事実に、お笑い界の厳しさを感じざるを得ない

 

基本的に、僕の考えは

『売れない芸人にも面白い芸人はいっぱいいる

しかし、売れた芸人は間違いなく面白い芸人である』

である

勿論、僕が好みでない芸人はいっぱいいるし、なぜ売れているのか分からない芸人もいっぱいいる

それでも、「馬の目を生き抜く芸能界で売れた」という事実は非常に重いものがある

イケメンだとか、可愛いだとか、ゴリ押しだとか、一部の熱狂的ファンに支えられてるだとか、それだけでは生きていけない世界だと思う

 

カブレラは間違いなく実力があったが、残念ながらその世界で通じることができなかった

だけど、TKO木下さんが言っていた通り、元芸人の話術などを用いて次のステージで大活躍した人もたくさんいる

芸人を続ける兵頭さんも、会社員となる久下さんも、是非とも成功してもらいたいものだ

第52回上方漫才大賞 簡易感想

まずは新人賞

 

●ミキ「時代劇の殺陣」89

お兄ちゃんの絶叫を控えめにした、動きと天丼メインのネタ

よくできているが、ちょっと笑いどころが少ない

 

霜降り明星「童謡」90

童謡「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」に、合いの手の鳴き声を入れていくネタ

せいやのモノマネメインでしっかりしているが、粗品のツッコミが目立たないのが残念

 

●尼神インター「桃太郎」86

代表作

正直、客いじりの部分しかウケていなかったと思う

 

●アルミカン「白雪姫」89

桃太郎に続いて白雪姫(漫才中でも触れた)

今までアルミカンで笑ったことがなかったが、面白くなっていた

ようやくキャラクターでなく、ネタの精度で客を笑わせる域にたどり着いた

 

●ネイビーズアフロ「天使と悪魔」95

ベタな題材「天使と悪魔」を高学歴コンビがやったら…

ネタの構成、というより笑いどころの作り方はかなりベタ

ただし、結構天丼とか予想外のやりとりとかも入れてきて、非常に面白かった

今までのコンビとは一段違うウケ量

 

トット「犬を捨てる」94

犬を捨てる人物に注意をするネタ

やはり、トットの真骨頂は豊富なキャラクター性と演じ分けだろう

正直漫才の主題から逸れに逸れまくるネタだが、キャラクターの強さで押し切った

 

●見取り図「逆さ言葉」91

子供のころ流行った、ある言葉の逆の意味の言葉を言い合っていくゲーム

少々大喜利色が強く、見取り図らしさに欠けた気がする

ただ後半の独創性はさすが しっかりウケを取っていた

 

優勝はトット

まあ妥当であろう

ネイビーズアフロは、初めての大舞台なのに非常に堂々とネタを披露していた

 

 

続いて奨励賞

 

●吉田たち「双子の色々」94

タイトルを付けづらいが、様々な場面(出産・葬式など)において双子だったらありそうなことを言っていくネタ

過去のネタを掻い摘んで並べていく感じのネタだが、本当に達者なので違和感なく聞くことができた

やはり葬式のあのくだりは秀逸

 

スーパーマラドーナミナミの帝王」95

ドラマ「ミナミの帝王」みたいに、借金の取り立てを互いに行う漫才コント

最近のスーマラは構成に力を入れるネタが多かったが、これは直球ど真ん中のネタ

それぞれのキャラクターが生きていたし、途中アドリブなのか斜め上のボケ・ツッコミがあったりして非常に面白かった

 

●和牛「鶴の恩返し~シンデレラ」94

鶴の恩返しとシンデレラを題材に、水田さんが演技力を見せていくネタ(今日は昔話ネタが多い)

話術だけでなく動きや沈黙で笑いを取ったり、昔話に対してメタ的な視点からネタを繰り広げたりやりたい放題

それでこれだけ笑いを取れるんだから、M-1 2位で和牛は上のステージに上がっていったと思う

 

なすなかにし「大阪あるある~○○の挨拶」86

大阪の客から言われたことやされたことを述べていくのが前半で、後半は今押している挨拶ネタ

正直あまりウケていなかった… 僕も挨拶ネタはあまり面白いとは思わない

師匠ネタもそうだけど、正統派が変わったことやってもロクな結果に結びつかない

 

●アキナ「部活を辞める野球部員を止める」92

THE MANZAIの頃のタイプのネタ(「ここで○○な言葉」のやつ)

知っているネタだが、所々改変していてコンパクトになっていた気がする

けどアキナは、ノンスタのフォロワーみたいなネタより、M-1 2016みたいなキャラクター漫才コントの方が合っていると思う

 

優勝はスーパーマラドーナ

これまた妥当

ちなみに、ノンスタ井上さんのタクシー事件にはまったく触れられていなかった 優しさだろうが、芸人的には美味しくなかったかも

田中さんのぶっ飛んだキャラクターは、全国区でも人気が出そうなのだが(笑)

 

 

最後に大賞

 

海原やすよ・ともこ「東京と大阪の違い」93

やすとも渾身のネタ

女流漫才師は多いが、やはり正統派な話術での笑いでは、やすともの右に出る者はいないだろう

東京と大阪を比較しながらも、片側をディスり、片側を褒めるというやり方ではなく、互いのいいところとダメなところを上手くネタにしていた

病気を乗り越え、実力を見事実力を見せつけた

 

 

やすともの受賞にまったく不満はないのだが、今回(前回もだったかな?)は「大賞候補」みたいな感じで他のコンビの名前が出てこなかったのが寂しく思う(2015はテンダラー・ノンスタ・ぼんちの3組がノミネートされて、テンダラーが受賞した)

ちなみに、大賞は銀シャリが受賞すると思っていた(流石に早かったか)

 

やすともの「女芸人と呼ばれるのが嫌、女流漫才師と呼ばれたい」という発言には、なかなか感じるものがある

受け継がれてきた上方の漫才文化を大切に思い、無くしたくないという思いが凄く伝わった

"芸人"の裾野が広がりまくり、様々なタイプの芸人が誕生する時代、もう少し原点である漫才にも目を向けていいのではないか

 

今回は本当にレベルが高かったので、関西の漫才の未来は非常に明るい、と思う

力ずくだと言いながら…

僕は昭和末年生まれであるが、いわゆる懐メロが好きである

「昔がいい!今はダメ!」みたいな懐古主義的懐メロ好きではなく、いつの時代であれいいものはいいというスタンスである

懐メロ好きのレベルは、多分初級の初級

職場の二回り半近く離れた人たちと、懐メロトークができるくらいだ

 

たまにカラオケに行くことがあるが、家族と行くときでも、友達と行くときでも、一人カラオケの場合でも、必ず歌う懐メロ曲が3曲ある

 

まず、千賀かほるさんの「真夜中のギター」

曲において、「雰囲気」というものは非常に重要な要素であるが、この曲ほど雰囲気が秀でた曲はないと思っている

 

続いて、アリスの「狂った果実

曲としての素晴らしさは勿論だが、何より歌った時の爽快感は半端ない

最後の辺の「ナイフ捨てたこの手で~♪」の辺りのカタルシスはものすごいものがある

 

 

そして、もう1曲

最近の話題とこのタイトルを見て気づかれる方も多いと思うが

 

 

www.youtube.com

 

 

ムッシュかまやつかまやつひろしさんの「我が良き友よ」である

 

この曲の歌詞を読んだとき、本当に衝撃を受けた

男同士の友情を描いた歌詞はいっぱいあるが、ここまでズドンと心に残る歌詞はそうはない

吉田拓郎さんの天才性をまじまじと見せつけられた感じだ

 

拓郎さんのボーカルverも勿論素晴らしいのだが、やはりこの曲はかまやつさんの曲なんじゃないかと強く思う

あのかまやつさんのねちっこくも飄々としたボーカルだからこそ、男のカッコよさとカッコ悪さ、強さ、優しさなどを上手く表現することが出来ているんじゃないだろうか

 

 

「力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する」

 

「家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら

子供相手に人の道 人生などを説く男」

 

「古き時代と人が言う お前の顔が目に浮かぶ

バンカラなどつ口走る 古き言葉と悔やみつつ」

 

 

僕はこの歌と出会わなければ、歌詞の重要性を認識しなかったと思う

歌というと、どうしても詩より曲調・メロディーラインが先に届いてしまう

曲調がいいから、歌のすべてがいいと誤認してしまいがちだった

 

ただ、この歌は本当に歌詞が凄くて、一文字一文字印象に残る

歌詞を黙読するだけで、日本の戦後~高度経済成長の時代に魂が飛び、イキイキとした若かりし団塊の世代の方々の熱量を感じることが出来る

曲が大事なのは当然だが、歌詞も勿論大事なのである

僕がZARD西野カナ加藤ミリヤなどをあまり好きになれないのは、歌詞が平凡すぎる、もしくは共感出来なさ過ぎるからだ

 

いつものように長くなってしまったが

ムッシュかまやつさんの訃報に、本当に寂しい思いでいっぱいである

かまやつさんの大活躍していた時代に生まれていない僕でも、こんなに寂しく思うのだから、僕の両親くらいの世代の方々は寂寞たる想いでいっぱいだろう

70代を過ぎても、あの独特なロングヘアーはずば抜けた存在感であった

ご冥福をお祈りいたします

 

 

 

 

 

「今の暮らしに飽きたら二人で

夢を抱えて旅でもしないか あの頃へ…」

練習試合でいくら負けてもいい…が

録画したR-1を見終え、いつか記事を書きたいと思いつつ、その前に

 

昨日WBCの練習試合で、侍ジャパンが台湾選抜に敗北した

僕は別に練習試合でいくら負けようが全然問題ないと思うし、ああだこうだ言うのは間違ってると思う(大野の謎リードはさすがに気になったが…)

高々練習試合の一挙手一投足に、「××は好投したから本戦でも使える」だとか、「〇〇は調子が悪く心配」だとか、解説の方々も言わされているのだろうが、本当に止めて欲しい

見極めという点では大切な時期だが、練習試合の結果が本戦に影響するわけではない

大げさに煽るのも、大げさに叩くのも、いい加減にしろという感じだ

 

ただ、小久保監督の発言だけは本当に疑問に思う

yahooのトップで「結果気にしてない」とあったが、そもそも何度も「練習でも勝利にこだわる」と言っていたではないか

まあ、「練習試合だから勝敗は気にしない」とか言うのはそれはそれで叩かれそうだが、勝利にこだわるのであれば、結果は気にしろと思う

僕が一番納得いかないのは、僕と意見・考え方が違うことでない

自己の発言の言行不一致が甚だしいことだ

 

本当に練習試合の結果を気にしないのであれば、今後は「練習試合では勝利にこだわらず、選手の調整と見極めを優先させたい」「そのうえで、当然ながら本戦では勝利にこだわる」と言って欲しいものだ

僕はブレずに「練習試合で大敗しても問題ない」「むしろ大勝したりするほうが、本戦で足をすくわれそうで怖い」「ゲ〇ダイと夕刊●ジは廃刊しろ」と言い続けたい

R-1ぐらんぷり 2017 決勝予想

本日発表されるみたいなので、9組予想してみます

見に行ったのは大阪だけなので、東京はレポ等を参照

 

 

ブルゾンちえみ

ゆりやんレトリィバァ

レイザーラモンRG

パタパタママ木下

アイデンティティ田島

マツモトクラブ

三浦マイルド

ルシファー吉岡

守谷日和

 

一応、上の方から、進出可能性が高い感じになってます

 

・ブルゾンちえみはまあ確実だろう

僕の好きな芸風ではないが、少しずつ面白さが分かってきた

・ゆりやんも今年のネタは東京会場でもウケそう

是非ともブルゾンと同ブロックで戦って欲しい

・RGは外交的に大丈夫なのか(笑)という不安はあるが、非常にライブ感のあるネタ

オチの爆発力のすごさからも、有力候補

パタパタママ木下はまったく知らないが、評判がいいみたいなので

アイデンティティ田島は、RG同様ネタを披露できるかどうかの不安がある

しかし僕の中でのアイデンティティは、未だ『THE 無個性漫才』だ

・マツモトクラブは去年落ちてしまったが、やはり地力はあると思う

意外とネタに当たり外れがあるのが難点だが、独創性はトップクラス

三浦マイルドはとにかくネタの迫力が段違い

ただ、芸風が東京向けかというと微妙で、そこが泣き所でもある

ルシファー吉岡は今年は下ネタを封印しているようだ

単純な地力からすれば、決勝有力であるのは間違いない

・守谷日和はダークホース

NGKでのウケはトップクラスだったが、東京でどう評されるか全く読めない

 

こんな感じです

因みに平野ノラは、個人的にブルゾンよりずっと好きだけれど、ちょっと売れた時期が悪かったと思って外しました

確か楽しんごもブレーク時期が悪くて決勝進めなかったと思うので、昨年のブレークというのはかなり不利なんじゃないかと思う

 

粗品はどーせ無理なんだろ!どーせ!

敗者復活で進んでくれ、無理か

R-1ぐらんぷり 2017 準々決勝感想 Bブロック後半

Tの極み「下手なマジシャンもモノマネ」90 不合格

マジックバーで見た下手なマジシャンのモノマネネ

マジック自体は楽しいが、すべてのボケが予想範囲内だったかもしれない

「Tの極み」とボソっと呟くブリッジが邪魔だな、と思ってたが何度もされるとクセになってきた 7.7

 

祇園木崎「エセナルシストを退治」90 不合格

ナルシスト船長(?)に扮した木崎さんが、色々なエセナルシストを退治していくネタ

出てくるエセナルシストの事例がベタ過ぎてなんとも

そろそろこのキャラクターもきつくなってきたんじゃないか 7.1

 

クロスバー直撃前野「自動販売機の解体ショー」91 合格

バー直らしく、手作り感満載の小道具を破壊していくネタ

オールザッツとかでも思うことだが、バー直は毎回毎回小道具作りに凝り過ぎて、そっちばかりに注目してしまう

決して悪いネタではないのだが、今回もネタの質を小道具のインパクトが大きく上回ってしまった 7.9

 

ゆりやんレトリィバァ「山、川、私」93 合格

ゆりやんらしい、不思議な世界観と毒舌あるあるを上手く組み込んだネタ

最近バラエティ番組出演が増え、不安もあったが流石の安定感だった

ベタではなく、ぶっ飛びすぎていないあるあると、細かな動きのコミカルさが魅力 8.9

 

テコンドー近藤「クソな先輩」88 不合格

 丁寧なフリから、売れてない先輩dis、スカシオチと、ピン芸の教科書のような漫談

何から何までベタ過ぎて、もうちょっと個性を出せなかったのかと強く思う 7.3

 

ZAZY「転校生」90 合格

いつものZAZYワールド

今回は何パターンか奇人(?)が出てきたので、笑いが分散してしまった気がする

絹枝ばあさんみたく、奇人は一名、多くても二名くらいでネタを作った方が良かったと思う 3分しかないんだし

ウケだけだったら当落線上だったが、やはり個性は飛び抜けているか 7.8

 

ナオユキ「スナック、酒場」88 不合格

いつものボヤキ漫談

毎回毎回風情があって面白いのだが、ネタの構成上大きな笑いは起こらない

でも、ボヤキ一本で勝負するナオユキさんの心掛けは素晴らしい 齢50を超え、貫禄も出てきたと思う 8.0

 

ヒューマン中村「意訳」91 合格

去年の準決勝でフリップを使わないネタを披露して喜んだが、いつものフリップネタに戻っていた

フリップならフリップで、違うタイプのフリップ芸をして貰いたい

ウケもオチ付近で爆発したのを除けば、正直危険水域だった 7.6

 

ヤナギブソン「架空のアイドル達の架空の挨拶」86 不合格

どう説明すればいいのか(笑) 知的なネタが持ち味のヤナギブソンさんが暴走

労働者が何だとか、謎の歌を歌ったりした

おそらく本人は勝つ気がなく、インパクト勝負だったと思う 7.1

 

以上、36組のネタ感想でした

この中から準決勝に進んだのは12組、ほぼいつものメンバー

決勝で見てみたい組を3組選ぶとしたら、守谷日和、三浦マイルド、粗品

今年は東高西低のようで、東京芸人の活躍が予想されよう