ytv漫才新人賞予選会 ROUND2②
続きです
⑨カキツバタ「話を聞いて欲しい」86
フリに対して誤った解釈を取り続けるネタ
非常に理屈っぽい漫才で、漫才を見た感じにはならない
オール巨人師匠も言っていたが、話術が追いついていないため単独のボケと単独のツッコミが延々と続いてるだけのように思える
もうちょっとまとまりが欲しいというか…改めて、理屈っぽさを残しながら漫才として成立させている和牛は凄い漫才師だなぁと
⑩ラフ次元「ホームステイ」87
うーん普通の漫才コントだ
ボケもツッコミも普通で、面白いんだけど勝ち上れる漫才ではない
英語を用いた辺りは個性が感じられたけど、ロザンには及ばない感じ
ラフ次元は、正直梅村さんのピン芸の方が面白いと思う
⑪セルライトスパ「知らない人に道を尋ねる」88
正直僕はこのコンビが苦手である
不条理な世界観を描いているのは分かるが、何か可愛げがないというか、パンチに欠けるというか
ただ今回のネタは所々面白かった 好きな人は本当に好きなんだろうなと思う
M-1で準決勝に進出するくらいだし、やっぱ実力者なのかなあ
⑫霜降り明星「部活動の魅力」82
何なんだろう…
粗品ってピンでネタやるときはベタなボケに交じってセンスの光るボケが感じられるけど、このネタからは一切感じられない
昔は認定漫才師に選ばれたくらいだし、ハイテンションな中にキラリと光るものがあったが、それも一切なくなってしまった
オール巨人師匠が仰るよう、子供っぽ過ぎるのが問題 せいやが問題なのか?漫才の作りに問題があるのか
キングコングやスマイル、インディアンスみたいに、子供っぽくてもそれを感じさせない技量があればいいんだけど…今の彼らには厳しいか
⑬祇園「コンビニで屯している女性を注意する」90
珍しく櫻井さんイジリがメインのネタ
やっぱ木崎が淡々と中傷される構成でなければ、祇園の魅力が半減するな
変人木崎を櫻井さんが上手く操っているのが魅力だっただけに、それが感じられないと面白さも半減してしまうように思える
勿論面白いしウケてるし、いつもと違うネタに挑戦する意欲は素晴らしいんだけど、木崎が無敵なのは気に食わない(笑)
7位に終わった祇園は、芸歴10年目のため予選会出場権利を失った
⑭マルセイユ「海外の恋愛ドラマ」91
本編の前に軽い漫才コントが行われるテンダラー的漫才
本編では動きメインの激しい漫才で、何度も拍手笑いが起こった
でもちょっと内容に比べてウケ過ぎな気がしないでもない
このコンビも色々な漫才師の要素が入っている気がするが、今回は津田君の語り方がまんまウーマン村本さんだった
そういうネタだから仕方ないのかもしれないが…無個性なんだよなー
⑮ダブルアート「相方は太ってない」86
単純なデブネタでは決してないのだが、動きとか展開が多い割に笑う箇所が少ない
デブネタがダメとかそういう訳ではないが、もうちょっと別の方法論でネタができたんじゃないかなと思う
実力はしっかりあるコンビなんだけど、ちょっと足りない
1位は尼神インター、2位はアイロンヘッド
両名が決定戦に進むことになった
マルセイユ、プリマ旦那、インディアンス、祇園ら実力派は、2度目の挑戦(※)のため上位に食い込みながらも今年の決定戦進出の権利を失った
実力者ががらっと消えたため、コマンダンテ辺りはチャンスかもしれない
※ytv漫才新人賞予選会は2度まで出場可能 上記の4組はROUND1にも出場していた