ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

スポーツ紙の無責任さには辟易

平昌オリンピックが終わったが、色々言われたが本当に面白いし大会だった
冬季では最多数のメダルを獲得し、新しいスターがたくさん誕生した
僕も職場で「そだねー」と言って同僚から気持ち悪がられるなど、日常生活にも影響が出ている

さて、オリンピックの話はこれくらいに…
僕は好角家、つまり相撲ファン
最近は相撲好きの若者が増え、ニワカだとか新参だとか言われることも多いが、僕の場合一応ファン歴は20年を超えている

そして、いつも呆れてしまうのはスポーツ紙の相撲の記事

稀勢の里、復活へ順調、○月場所出場に意欲』

この類いの記事が、もう三場所くらい連続で続いている
スポーツ紙の記者は自分がかつて書いた記事を精査したりはしないのだろうか
それだったら、タブレット紙と何ら変わらない

ご存知の通り、稀勢の里関は唯一の日本人横綱で、現在故障に苦しめられている
僕は勿論稀勢の里関は大好きだし応援している
大切な取り組みでもガチンコで挑み、喜怒哀楽を表に出さない古風な力士だからだ

しかし、現在は怪我に苦しみ、毎場所のように途中休場を繰り返している
当たり前だが、力士にとって怪我は付き物であり、稀勢の里関だけが怪我に苦しんでいる訳ではない
しかし自慢の左が使えないことから、腰高、脇の甘さなどの未だ改善されない弱点がもろに相撲に響き、金星の提供を繰り広げている
とてもじゃないが、本場所に出場していい状態ではない、これは多くの親方や解説者も明言している事実である

しかし、スポーツ紙は無責任にも順調順調と繰り返している
手負いの横綱に対し明らかに気遣いがあるだろう高安関との三番稽古を見て「高安を圧倒」などと書くのだから、本当に無責任極まりない

本来であれば、復活記事を書いた記者は責任をとる必要がある筈だ
稽古を見て本当に復活を確信したのであれば仕方ない(相当の不明だろうが)が、おそらくは読者を煽ったり、喜ばせたりしようとするための提灯記事だろうからだ
何の裏付けもなく「復活」と煽り、本場所中に稀勢の里関が休場をしても、かつての記事に対して何の精査・弁明・謝罪もない
そして2ヶ月経ったら、性懲りもなく「復活」と煽る


本当にいい加減にしろ



稀勢の里、無理は絶対にするな! しっかりと怪我を治せ!
それでももし出場するというなら、途中休場=引退の覚悟で望め
本来であれば先場所で引退勧告を受けてもおかしくはない成績た、それを理解した上で、自分で決断しろ」


こう述べることが、本当に相撲を愛すること、稀勢の里関を愛するということだと、僕は思っている

何の忖度もなく、希望的観測もなく、贔屓や優遇もなく、それでも稀勢の里関の『本当の』復活を信じ、願うということ