上方漫才大賞感想ー新人賞編ー
最近漫画やアニメの感想ばかりで、オタブログみたいになっているほたるやです(更新自体少ねーけど)
僕は子供のころから尾崎やブランキーを聞きながら守護月天やまほろまてぃっくを読むような奴だったので、今でも中二病とオタが混然一体となっております
ただし、女の子がいっぱい出てればいい、みたいな近年のオタクの考えはちょっと理解しがたいところもありまして、無論それだけではないのだろうけど
艦これは殆ど知らないです 東方は高校の先輩の影響もあり一時期ハマった
アイマスは初期メンバー(+美希)までは割と知っていて、しぶりんは可愛いと思う ラブライブは昔は真姫派で今はにこ派 大のにこまき推しだけど、実はアニメは1期しか見ていません
咲は当然コモンセンスです
あれ?女の子いっぱ出でくる作品結構見てるじゃん、まあ熱烈にハマっていないつーことです
前置きが長くなってしまったが、ここは漫画やアニメ以外も色々書いていきたいブログ
もともとはお笑い感想が多かったこともあり、お笑いの感想についても昔みたいに書いていこうと思うようになりました
てなわけで久々に漫才番組を観ました(ムリヤリの繋ぎ)
最近は漫才はおろか芸人のネタを観る機会が少なくなり、かなり久々だったためにワクワクしながら見ることができました
かなり前の、録画していた上方漫才大賞を視聴したので、個人的感想を書いていこうと思います
とりあえず新人賞の感想から
①ミキ「兄弟を交代したい」93
新設された上方漫才協会大賞新人賞と、NHK漫才新人コンテストを制した乗りに乗っているコンビ
僕が去年の段階でM-1の決勝候補に名前を挙げたコンビでもあった(結果は3回戦敗退)
このネタは何度も見ているが、非常にわかりやすく楽しいネタである
ミキの特徴である直球なツッコミと、舞台狭しと動きまくるドタバタ感がよく出ていたネタだ
このような漫才は近年めっぽう減ってしまったが、非常にクラシカルでノスタルジー感溢れる漫才といえよう
会場ウケはイマイチだったが、まあこのネタは上方漫才大賞の舞台より、M-1決勝の舞台の方が合っている感はあるな
②コマンダンテ「輪唱~子供のころのいたずら」96
賞レース向きでないと言われ続け、無冠のままコアなお笑いファンの評価ばり高めていたが、ytv漫才新人賞を獲得し、遂に賞レースを制した漫才師
僕は昔から彼らの漫才が大好きだが、今回のネタは昔のコマンダンテという感じのネタで、非常に懐かしかった
というのも、ここ最近のコマンダンテは、さらば青春の光や囲碁将棋タイプの構成重視漫才に変化しており、巧みな構成を考え出していることに重きを置いていた
しかしこのネタは勿論構成も優秀ではあるが、一つ一つのボケ、ツッコミをゆったりとしたテンポながら外すことなく繰り出すオーソドックスなネタであった
僕はどちらのスタイルも変わらず面白いと思うが、旧スタイルでもこれだけ爆発できるのなら、二刀流で進めていく方向でいいかもしれない
面白かった!
③トット「ロボット」94
女性人気が割かし高めのアイドル系漫才師
ただし、しっかりとした実力も兼ね揃えており、賞レースの決勝に多く進出している
桑原さんの器用さを上手く生かした漫才で、合間合間の小ボケや天丼もうまくハマっていた
ウケも上々だが、前見た中国人キャラに比べると、若干パンチが足りていなかったかもしれない
④どんぐり兄弟「面接」86
名前は知っていたが、ネタを観るのは初めて 共に背が低くてV系バンドみたいな見た目の兄弟コンビ
まっとうに進行していく弟(だっけ?)に対し、支離滅裂に話を展開していく兄というズレ漫才だった
如何に話題をズラしていくかに重きを置いており、観客を置き去りにしていた感もあったが、キラリと光るボケややりとりも見受けられ、中々良かった
大舞台初登場(?)の割には、しっかり出来ていたと思う 場数を踏み、支離滅裂感を表に出し過ぎないようになれたら、大化けするかもしれない
⑤尼神インター「元カレ」89
このネタ何度目だ…
結構知名度は上がってきており、レズ疑惑やら藤崎マーケットトキさん愛やら、話題豊富な女性コンビ
このネタは何回も見ていて、もういい加減飽きた 賞レースでもこのネタばっかりやってる気がする
オチが嫌いだったので、それが変更されていたのはよかったが このネタで賞レースを制せないのは重々承知しているだろう
新ネタとか、不良と委員長のネタとか、もっと挑戦的になって欲しい
⑥アルミカン「モテる方法」81
ツッコミのかわいらしさが有名な女性コンビ
僕はアルミカンのネタで笑ったことが申し訳ないがない
なぜアルミカンのネタで笑えないのかいろいろ考えたが、ツッコミ沙織のぶりっ子&下手ツッコミ以上に、ボケの赤阪さんに問題があるんじゃないかと思った
今回のネタもそうなのだが、ボケらしいボケがほとんどなく、見た目のインパクトに比べ漫才のインパクトはないに等しい
もう少しネタにインパクトが出たり、技量を身に着けたらいいのだが、現状美人をイジメる性悪女というイメージが強く、笑えないということなのだろう
⑦マルセイユ「ドラマみたいな出会いがしたい」88
関西の賞レースにしばしば顔を出す、ハイスピード漫才師
もし彼らがNON STYLEのような見た目だったら、既に色々賞レースを制していたのではないかと思う正統派コンビだ
ネタは何度か見たことのあるネタだが、いつも通り尻上がりに笑いが大きくなる感じで、前半の笑いの量が少な過ぎた
コマンダンテやさらば青春の光みたく構成構築のために敢えて前半を捨てているのではなく、笑いを取ろうとして取れてないのだから、改善の余地はあったと思う
ギャグも相変わらず浸透しているとは言えず、もうそろそろ方向性を変えてみた方がいいかもしれない
優勝はコマンダンテ
ytvに続き、歴史のある賞レースを制したことになり、ようやくコアなお笑いファンの評価と世間の評価が一致したといえるかもしれない
僕はコマダンかトットの優勝で迷ったが、僅差でコマダンだと思った
去年もコマダンをM-1決勝メンバーに予想したりしている(結果はミキ同様3回戦敗退)
関西賞レースの勲章が必ずしもM-1の審査員評価につながる訳ではないが、ひそかに今年も準決勝以上進出を期待していたりしている