ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

M-1 2017 3回戦(東京1日目)

Gyaoで見ています 間に合うかなー
個人的採点だけ記入(面白かったり、えっ?と思ったりしたら簡易感想も)

ギャラガー84 バッドナイス83 カナメストーン81 マリオネットブラザーズ92 井下好井93(テンポ良い)
リニア90 スカチャン87 がっつきたいか85 しゃもじ84 LLR82
えーちゃんりょーちゃん75 馬稼業92(永田君のセンスは衰えてない) 3時のヒロイン80 ハチクミ82 ランパンプス83
鬼越トマホーク89(凄いウケてたけど、好みのネタではない) コマンダンテ91(少し展開が読めた) タモンズ87 すゑひろがりず90 ピーマンズスタンダード91(相変わらずボケが独特で唯一無二)
四千頭身93(メタ要素が多いのは気になったが、若々しくていい漫才) バニラボックス84 おとぎばなし89 フカミドリ92(すごく好き) バビロン87
ウエストランド93(最早井口さんがボケ) GAG少年楽団90 尼神インター84 こりゃめでてーな83 プラス・マイナス85
ゴールデンエイジ84 マドンナ83 やのみそ夫82 オズワルド87 すっきりソング92(すげー熱量)
しんぼる78 ネルソンズ89 ニューヨーク92(後半の畳み掛けが凄い) 相席スタート91 Aマッソ90(めっちゃウケてるけど、漫才を見た感じがしない) 三四郎93(賞レースに照準を合わせた良いネタ)


この日は井下良井、四千頭身三四郎が特に良かった
ただ無茶苦茶好みのネタは無かったかな

ytv漫才新人賞選考会(2017) ROUND2

M-1準々決勝の感想もまだできていませんが、先にytv選考会の感想を簡潔に書きます

最後の点数は、僕の個人的評価です

 

①ダブルヒガシ「内臓が喋れたら」338

名前は聞いたことあったがネタは初見

非常にファンタジックかつ気持ちの悪いネタだが、経過を丁寧に描いていたのが好印象だった

ちょっと展開が普通過ぎたので、もうちょっとぶっ飛んでも良かった気はする 90点

 

ダブルアート「昔の話」329

ご存知、暴走漫才師

今回のネタは暴走することなく、普通のしゃべくり漫才

後半、一度も裏切りがなく展開されたのが残念だった 最近、裏切りがないのが裏切り、みたいなネタ、多くないか 86

 

③風穴あけるズ「暇つぶし」335

選考会が誇るにぎやかし枠

今回のネタもいつも通り暴走ネタだが、少し分かりやすくなっていた気がする

そのためか、観客の笑い声も普段より多かったし、僕も結構笑ってしまった

彼らの抜群の個性は普段のライブで披露して、選考会では落ち着いたネタをしていってほしいと思う 88

 

④熱いお茶「満員電車が嫌い」343

名前も聞いたことがなかった、まったくの初見 オネエキャラと蛍原さんみたいな人のコンビ

色物かと思いきや、ギャグをマルセイユとかよりずっとうまくネタに組み込んだり、滑り芸みたいなやりとりをしたり、あの手この手で笑いを取ろうとするのが伝わり、面白かった

今はまだガチャガチャしているが、ネタを整えられるようになったら、賞レースの決勝に進出してもおかしくはないと思う 91

 

大自然陰陽師」338

ライブで受けないことが悩みらしい、大きな漫才コンビ

今回のネタは、大自然の中ではかなりこじんまりとした感じで、印象に残り辛かった

まあ巨人師匠の「よく分からない」という意見を聞いたうえで、分かりやすさを重視したのかもしれないが

やっぱり、探偵のようなキレキレのネタが見たいなあ 87

 

⑥さや香「怪談」365

個人的に最近お気に入りのコンビ 売れそうだが、売れたら女性ファンが増えてネットでお気に入りと言い辛くなりそう

とにもかくにも新山君の熱量が素晴らしい 細かいやり取りも完璧 面白い

チュート徳井さんに似ていると言われることもあるが、狂人タイプの(妄想モード)徳井さんに対して、物事を大げさに捉える常人タイプの新山君、という点で差異はある気もする

彼らの「声」は、非常に素晴らしいものがある ただ単に大きな声を出しているのではなく、観客に響く「声」を持っているのだ 95

 

⑦蛙亭「キャバクラ」359

独創的なネタが魅力の男女コンビ

このコンビは結構評価が高く、絶賛する声も多いのだが、僕はあまりハマらない

シュールだったり、独特の間だったり、かわいらしかったり、ハマりそうな要素は多々あるのだが、なぜかハマらない

多分ハマれない僕が悪いだけなので、これからも同じ路線で頑張って欲しい 86

 

 ⑧ミキ「感動する話」372

 勢いのある兄弟コンビ

ここ最近は、昂生さんのツッコミにメリハリが利いていたように思うが、またうるさすぎるツッコミに戻ってしまった気がする

面白いボケやツッコミは多かったけど、漫才全体から見たら、ちょっと点数が高過ぎる気がしないでもない 91

 

⑨ネイビーズアフロ「彼女にフラれる」382

賞レースの決勝でもチラホラ見かけるようになった、高学歴漫才師

ネタのタイプとしては和牛みたいな理屈的な男キャラと振り回される女キャラの漫才コント

ただ和牛のような嫌味さはなく、理屈が過ぎて最早ただのおバカな人という感じがしたので、不快感の漂うタイプのネタでは決してない

正統派なやり取りの中に、ちょくちょく賢さという彼らの個性を出しており、テンポの良さ、独創性、オリジナリティという面では非常に良かったと思う ただしこの飛びぬけた高得点にはびっくり 93

 

霜降り明星「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」375

M-1の決勝有力という声も上がってきている若手漫才師

このネタは今年の上方漫才大賞の新人賞戦で披露したネタだったと思う

せいやの器用さばかりが目立つ、玄人好みのネタ

ただ、やはり新人たちの戦いなんだから、器用さより面白さが見たい 彼らの普段のネタだ 91

 

プリマ旦那「温泉旅行」361

THE 正統派

彼らはいつも同じのように見えて、実はいろんなタイプのネタをやっているしゃべくり、漫才コント、野村君の器用さを見せつけるネタ、ボケ詰込み型のネタ、などなど色々ある

ただ、最近はどのタイプのネタをやっても、「面白い」より「上手い」が先に来てしまう

思えばM-1 2010に若くして準決勝まで進出し、個性豊かな強豪と競い合ったコンビ

年々上手くはなっているのだが、面白くはなっていないと思うのは気のせいだろうか

文房具や葬式のような、挑戦的かつエネルギッシュなネタが見たい 落ち着かないで欲しい 90

 

⑫ニッポンの社長「ヒーローインタビュー」377

技巧派コンビ

いやあ、驚いた 最後まであの展開で進んでいくとは思わなかった

ダブルアートのところで前述した「裏切りのないのが裏切り」、というタイプの漫才だが、しっかりと芯のある裏切りがないネタだ

もっとも、途中でやりとりの方向性が若干変わっていったり、ボケとツッコミを逆転させたりして、観客を飽きさせない工夫を散りばめていたのが好印象

それだけに、オチですっちゃかめっちゃかになるのが惜しい 最後まであのテンションを続けて欲しかった まあ漫才らしく終わったともいえるけど 95

 

セルライトスパ「財布」344

シュールさが魅力のコンビ

今回のネタは大須賀さんのキャラクターが非常に良かった 狂ってるが打算的な部分があるキャラ造形で、人間味があった

ネタの中身は、大須賀さんのキャラの一挙手一投足に矛盾に溢れ、謎だらけのネタだが、セルスパらしくて良いと思う

僕はセルスパのネタが苦手だったが、最近ようやく楽しみ方が分かってきた気がする 92

 

⑭パンドラ「泣ける映画」327

チャラ男と冷静キャラという、ありがちなコンビだが、チャラ男がツッコミという点では中々珍しいコンビ

このコンビの特徴は、ツッコミの福田君のチャラ男キャラが全くネタに不要だということ

悪い意味ではなく、チャラいボケやチャラいツッコミをたくさん繰り広げているのに、それにまったく触れられないまま、ボケが本筋のネタを展開していくという斬新なスタイルを取っている

祇園ジュリエッタ、アントワネットらは、相方のキャラに多少触れてあげているのだが、このコンビは皆無

そういう意味では、かなり新しいコンビだと思う ネタもかなり面白かったし、この低評価は可哀想 91

 

⑮からし蓮根「転校生」363

独創的なボケと、年々技量を増しているツッコミの漫才コンビ

僕のお気に入りで、当然面白かったのだが、からし蓮根のネタの中では、それほど独創的とは言えず、聞いたことのあるようなやりとりがあったのが少し残念だった

最近は杉本君のツッコミの面白さが目立ってきているので、霜降り同様格差コンビとは言えなくなってきた 92

 

 

ネイビーズアフロ、ニッポンの社長が決勝進出決定

前回のマユリカ、ロングコートダディもそうだが、中々斬新なメンバーが決勝に駒を進めている

ROUND3も、常識的に言えば、さや香、ミキ、霜降り明星、からし蓮根の争いになるのだろうが、ここに割って入るコンビが出てくることを期待したい

そして、プリマの復活はあるのだろうか

けものフレンズ

今年大ブームとなったけものフレンズ
僕はそんなにアニメに詳しい方ではないが、僕が20代の間に見たアニメ
即ちここ10年の間で、間違いなく一番の名作と言える作品だろう


まずはデザインの秀逸さ
ケロロ軍曹で有名(僕的には七人のナナか(笑))な吉崎観音氏がキャラデザを担当しているが、秀逸なデザインばかりである
とりあえず猫耳と尻尾をつけた美少女、みたいなありきたりではなく、キャラクターごとに事細かなデザインが為されている
作中でも大人気のトキ、ハシビロコウのデザインの秀逸さには驚嘆した


続いて、主題歌のインパク
アメトークでも語られていたが、OP「ようこそジャパリパーク」のインパクトは凄まじい
近年では珍しく(?)歌詞を読んだだけでアニメの内容がよく分かり、可愛さと明るさが混ざり合ってより高い次元に昇華している作品だ
平井堅氏が「メロディがおいしいところだらけ」と絶賛したのも頷ける

一方EDの「ぼくのフレンド」は、一転してしっとりとした名曲タイプの作品である
曲調もさることながら、ストレートだが心に直に突き刺さる歌詞も見事
難しい言葉、表現を用いなくても、一行一行を大切に作ったら、こんなにも素晴らしい歌詞が出来上がるという好例であろう

OP、EDとも優れたアニメは近年ではあまり無いと思う
僕は多くのアニメを見ている訳ではないので、あくまでも推測ではあるが
曲時代の良さに加え、毎回毎回微妙に変化を加えている映像も、主題歌の秀逸さに拍車をかけている


最後に、一番大きな要員は、内容の素晴らしさ
これからは僕の主観的な意見が続くので、皆様と捉え方が違っている点も多々あると思われるが、ご容赦願いたい

けもフレというと、擬人化した動物キャラがいっぱい出てくるので、動物の魅力を描いた作品だと思われるだろう
勿論、そのような部分も大きい
各キャラクターは、実際の動物が行う習性や行動、寝方に至るまで忠実に再現している
決して萌え要素として猫耳、尻尾が付いたキャラクターではない
吉崎観音先生やたつき監督の動物愛が凄く伝わってくる

ただ、動物への愛情と同等、もしくはそれ以上にしっかり描こうとしているのが、人間の素晴らしさ
『人間賛歌』という言葉が正しいのか分からないが、人間が持つ知恵や感情、理性、コミュニケーション能力などがしっかり描かれている
主人公のかばんちゃんが、毎回ゲストキャラの悩みと向き合い、解決策を編み出していくのがこの作品の見所だ
ゲストキャラとの交流により親密度が高まり、最後には皆かばんちゃんのことが大好きになるのである
僕はこういう作品を見たことがない

今までの人間と動物を描いた作品と言えば、殆どが人間を絶対悪としているものだった
実際、現実世界でも人間は多くの動物を絶滅に追い込んでいる
食べるためだったり、危険除去のためのハントは仕方ないことだが、牙や皮目当てだったり、酷い場合はスポーツのノリで多くの動物が狩られ、数を減らしてしまった
50億羽いたリョコウバトの絶滅は、人間の愚かさを伝える事例として、あまりにも有名である

そのようなこともあってか、自然や動物を愛するキャラクターと、欲深い人間(メインキャラ自体はそうでなくても、過去の人間がそうであったというよつな)の対立構造をメインに据えている作品が多いように思えた
しかし、人間は過ちを犯す一方、同じ過ちを犯さぬよう努力できる人間でもある

リョコウバトを滅ぼしたアメリカ人は、国鳥であるハクトウワシの数が激減した際に保護政策を行った
熱心な保護政策の結果、絶滅危惧種リストから外れるほど個体数を回復させた
国産のトキやコウノトリを絶滅させた日本は、同一種である中国産の人工繁殖により、再び復活させて、現在再野生化計画を進行中である
人間は過ちを犯すが、過去の過ちに学ぶことの出来る生物である

けものフレンズの素晴らしさは、動物のフレンズの持つ身体能力や個性と、人間のフレンズの持つ知性や理性を共存させている部分である
どちらかを一方的に悪と描写するのではなく、それぞれの優れた点を掛け合わせ、より大きな成果を得る部分に重きを置いている
サーバルちゃんが1話で言った「フレンズによってできることは違う」という名言が、まさにこのことを大きく伝えてくれる

名言と言うと、この作品は本当に名言が多い
低IQと揶揄されることもあるが、人間より知恵の劣る動物のフレンズが発する言葉だからこそ、説教くさくないシンプルな台詞が多いのだ


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「美味しいものを食べてこその人生なのです」


正直なところ、アニメの台詞を聞いて泣いたのは、咲の池田の「華菜ちゃんはずーずーしーから、まだまだ諦めない!」以来である


けものフレンズは決して、大々的に宣伝されたアニメではない
サービスが終了したアプリが原作であり、まったく注目されていなかった
僕も「金朋が出るから録画しとくか」くらいな感じでたまたま録画していたくらいである

1話の時点では物凄く評判が悪かった
CGのチープさやキャラクターの演技の拙さが目立ち、あちこちで酷評された
「5分アニメを無理矢理延ばしてる」と揶揄されたくらいだ
僕は初めて1話を見たときから、最近のアニメには少ないゆったり感に感動したものだが、最終話を見てから改めてみると、数々の伏線や下地になる行動にさらに感動した

しかし2話のコツメカワウソちゃんの明るさとジャガーさんの優しさが垣間見れた辺りから徐々にハマる人が増え
3話のトキさんとアルパカさんのキャラの濃さに中毒になる人が続出
4話のスナネコちゃんの可愛らしさとツチノコちゃんの変な声と頭の良さ、そしてストーリーの面白さから一般的な視聴者からも注目されるようになった
あとは様々な媒体で、けもフレブームが喧伝され、今年のお化けアニメになった訳である
ここまで大化けしたアニメはあまり無いのではないだろうか


さて、けものフレンズの2期はほぼ決定した訳だが、たつき監督の降板が決まってしまった
正直、角川とヤオヨロズの間でどういうやりとりがあったか知らないし、どういう契約なのかも分からない
SMAPもそうだが、こういういざこざがあった際はほぼ毎回権力を持つ側が悪呼ばわりされてしまうが、何も知らない状態で一方を批判するのはどうかと思う
たつき監督の素晴らしさを理解しつつ、降板を惜しみつつも、2期を楽しみにしたいものだ

2位高橋礼は大正解

さて、今年のドラフトも終了したが、ソフトバンクのドラフト結果が賛否両論分かれている
主に否定的な意見の方が多い気がするが、個人的には1位吉住は凄く疑問である

吉住が如何に素質がある選手だとしても、元々ドラフト下位の評価の選手で、本人は育成でも入団する心積もりだった選手だ
安田→馬場までは賛成だが、外れ外れ外れ1位は石川翔、草場、岩見辺りの王道の指名をして欲しかった
個人的には、育成1位の尾形の方が興味深いが、僕の評価を嘲笑うような活躍を期待したい

そして、2位の高橋礼だが、この指名も賛否が分かれている
しかし、高橋に関しては素晴らしい指名だと評価したい
何故なら高橋は今までのプロ野球界に存在しない初めての存在、速球派アンダースローという特殊能力の持ち主だからだ

アンダースローの投手の多くは、直球の球速は120km台が殆ど
最高でも130kmくらいである
ただ、高橋の最高球速は141km、数多のアンダースロー投手より10km近く早い
僕は昔の野球に疎いので昔はそういう投手が日本でも居たのかもしれないが、近年では初めてであろう

高橋は東都での成績は結構ムラがある
今年の秋は復活したと言われているが、2部の成績なので多少割り引く必要があるだろう
しかし、速球派アンダースローという稀少性だけでも、2位の価値があると僕は思っている

3位の増田は一番嬉しい指名、僕は外れ1位評価だった

4位椎野は注目していた存在
普通の球団なら7位くらいで指名する選手だが、少数指名だからこの順位になったんだろう

5位の田浦は、前評判は上位級だが、インフレは明らかだった
僕は外れ1位で指名されたらどうしよう、と戦々恐々としていたが、妥当な順位で指名されてよかった

育成はよく分からないが、4位の大竹は何だかんだ言って楽しみである
頑張っても135kmくらいしか出ない投手だが、投球術で打者を抑えるクレバーな投手だ
プロでは厳しいと思うが、是非とも支配下を勝ち取り、一軍で投球術を披露して欲しいものだ

魔法陣グルグル

録画していた3期グルグル1話をようやく視聴
妹からも聞いていたが、無茶苦茶はしょってるなぁ
1期は原作以上にゆったりやってただけに、1クールが当たり前、2クールはラッキー、の深夜アニメ界の忙しなさを強く実感させられる
多分、1期の3~4話=3期の1話ぐらいのスピード感覚じゃねーか?
スリムクラブの漫才を見たあと、ウーマンラッシュアワーの漫才を見る感覚だ

今のところ演出にも慣れないかな
ククリの棒読み演技も中々の中々だが、かつてのババア声ククリもインパクト抜群だったので、これは慣れるかもしれない

子供の頃の思い出

僕は「昔はよかった」と過去を懐古することはあまり好きではない
クレヨンしんちゃんのオトナ帝国や、未来を信じ続けたこち亀の影響が強いのかもしれないが、「昔は昔、今は今 それぞれ良いところも悪いところもある」というスタンスを取っている
ただ、30を目前にして、昔の思い出が色々蘇ってくることがあり、久々に記事を書こうと思った次第です
色々とタイトルをつけて書き連ねていきたい

①二つのスーパーマリオくん
僕の子供の頃、スーパーマリオくんという作品が2つあった
1つ目は未だ現役の、沢田ユキオ先生版スーパーマリオくん
もう一つは、嵩瀬ひろし先生が執筆されたスーパーマリオくん

前者の思い出は非常に強い
おそらくだが、僕が一番初めに購入した漫画だったと思うからだ
沢田ユキオ先生の作風といえば、とにかく勢いがあって下品
今の自分は正直下品なネタは苦手なのだが、子供の頃はそりゃもう、う●こで大笑いな訳である
ただ、未来編の衝撃や、ヨッシーのリーダー決め対決、64のセーブデータ消失など、下ネタ以外でも色々印象に残っている話は多い
いつからか読まなくなってしまったが、また読んでみたいと思う

後者のスーパーマリオくんは、本屋で立ち読みしていた思い出が強い(昔の本屋は、雑誌以外も割と普通に立ち読み出来ていた)
マリオの帽子の両端が膨らんでいる独特の絵柄だったことから、「ミッキーマリオ」とか呼んでいた記憶がある
内容は正直覚えていないが、下品な沢田マリオに対して、ひたすら上品だった記憶がある

②初めての美少女キャラ
僕は基本オタクである
漫画が家に山積みになっており、中々読めていない
昨日祝日を利用して、貯まっていたアニメヒロアカを見ながら、うまるちゃん(5巻まで)をようやく読むことができた次第だ

ストーリー性が優れたものから萌え系の作品までなんでも好きなのだが、そういえば初めて好きになった女の子キャラは誰だったかとふと考えた
子供の頃は、中々女の子キャラが好きとかは言えないものだ、だがそれでも一目惚れするような感覚はあったと思っている

初めに思いついたキャラクターは、『まもって守護月天』に登場する万難地天紀柳
作品で屈指の人気キャラである彼女にドハマリしたのは今でも覚えている
シャオ派とキリュウ派で分かれていた印象(ルーアン先生…)だが、当時から正統派のシャオより、色々闇があるキリュウに惹かれていた
時期としては、97~99年頃だろうか、当時10歳くらいである

続いて思いついたのは、ボンバーマンの4コマ漫画(ボンバーマンリターンズ)に登場した、福原君先生のルーイちゃん
ルーイといっても、動物ではなく擬人化されて人間形態(?)となっていた
ルーイちゃんの凄いのは、20年以上前に書かれてた美少女キャラにも関わらず、今見ても普通に美少女なのだ
90年代らしく大きな目とロリ的な輪郭が特徴で、今見ても可愛いのが特筆すべき点である
時期としては守護月天よりさらに前、95~6年頃だろうか
余談だが、福原君先生は現在成人向け漫画にシフトチェンジしているようで、10数年前にそれを知ってショックを受けた記憶がある

そして、おそらく最古の例だと思うのが、ここ最近マリオの記事を読んで思い出したこ
モト珍こと本山一城先生が描くマリオシリーズに登場するピーチ姫だ

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モト珍マリオはボンボンで連載された作品で、沢田マリオと人気を二分した作品だった
パロディ満載で、正統派なギャグからシュールなネタまで多種多様な作品だ
僕は両方読んでいたが、子供の頃はノリと馬鹿っぽさで勝る沢田マリオの方が楽しんでいた記憶がある
ただし、モト珍作品はとにかくキャラが可愛らしく
、ロリロリなピーチ姫が好きだった記憶が蘇った

時期としては95~6年くらいだろうか
記憶に残っている限り、僕が一番初めに好きになったアニメ作品は、現在アニメ(3期)が放送されている魔法陣グルグル(94~5年)
しかし、子供の頃はグルグルのノリやギャグが好きなのであって、「ククリ可愛い」「ジュジュ萌え」とはならなかった
グルグルで初めて好きになった女の子はレピアで、続いてクルジェである

よって、自分の現時点での記憶で初めて好きになった美少女キャラは、モト珍マリオのピーチ姫とさせて頂きたいと思う
モト珍マリオもいつの間にか読まなくなったが、また読んでみたい
絶版なので、古本屋やヤフオクで探すとしよう

③あの都市伝説の真相
とにもかくにもマリオが大好きだった僕だが、もっと好きな作品があった
星のカービィである

子供の頃はカービィが好きで仕方なく、自由帳にたくさんカービィキャラや、オリジナルキャラの絵を描いていた
僕の子供の頃のカービィ漫画といえば、さくま良子先生と、今回の主役(?)であるひかわ博一先生である
王道な作風のさくま良子先生と、個性的なギャグが数多く盛り込まれたひかわ博一先生
僕はさくま作品でカービィ漫画と出会い、ひかわ作品でカービィ漫画が大好きになった

さて、ひかわ博一先生といえば、有名すぎる都市伝説がある
小学館の編集に暴言を吐かれ、鬱病になって連載を中止した」
という都市伝説だ

僕が初めてこの都市伝説を聞いたのはいつだったか忘れたが、思ったことは

「嘘だな」

というシンプルな感想である
普通に考えればこんな突飛な珍説が信じられる訳はないのだが、ここはネットの恐ろしさ
噂が一人歩きし、半ば事実化し、ひかわ先生=鬱病の公式が幅広く信じられてしまった

そして、最近になってひかわ先生の口から「この都市伝説は嘘」という事実が述べられたことを知った
漫画家カメントツ氏の取材によって、明らかになったという
僕は知らなかったのだが、この取材の少し前には元アシスタントの暴露があったようだ
「ひかわ先生は株で大儲けしてやる気を失い、6巻以降の作品にはほぼ携わっていない 自分が辞めてからようやく自ら描いたが、技術は失われておりああいう感情のない絵柄になってしまった」
みたいな感じのものだ

結局ひかわ先生の口からは、「10巻以降アシスタントにほぼ丸投げした」という発言が出て、アシスタントの暴露が真実だということが明らかになったという


僕はおそらく彼自身が描いていた時期に、ファンレターを送ったことがあった
記憶は不確かだが、恐らくカービィのイラストを描いて送ったんだと思う

すると、年賀状という形でひかわ先生から返事が来た
イラスト付きで、僕の名前も載せて、「応援ありがとう」という年賀状が届いたのである
その時のことははっきり覚えている、信じられなかった
当時小学生だった自分だが、こういうものは返事が来ないと分かっていた
ただ自分が好きだという思いを伝えたかった
なのに、ひかわ先生はその返事を書いてくれた

インターネット環境が整い、ひかわ先生について調べたことがあった
すると、同じようにひかわ先生からファンレターの返事が届いた人が何人もいたことが分かった
ひかわ先生は本当に子供が好きで、子供からのファンレターを何よりも大切にしていた漫画家さんだった


だから、僕としてはひかわ先生に対し怒る気にはならない
僕が熱狂的に好きだった頃は、彼が作品に携わっていたからだ
彼の犯した罪は、彼自身を縛り付け、彼自身の存在否定に繋がっているという
忘れて欲しいと言われようと、永遠に忘れることは出来ないだろう
過去の出来事の多くは忘却の一途を辿るが、そのなかでも煌々と光る思い出は、ずっと記憶の片隅に残り続ける

H先生のデマを流した人は許せない(H先生≠ひかわ先生で、H先生の鬱病自体は事実の可能性もあるが、それでもその時点で否定していれば良かっただけの話だ)
噂に流され、不当に小学館を批判した人達は、反省すべきだ
未だに不明瞭な情報が悪意なく拡散される事象が多々あるので、ネットユーザーの多くのリテラシーの無さには呆れてしまう


ひかわ先生から貰ったイラスト入り年賀状は、今も机の引き出しに大切にしまってある
僕の中で、大切な幼少期の思い出の1つだ