ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

M-1準々決勝感想 -Bブロック-

ミキ「十八番」91 合格

いとしこいし先生みたいな言葉が持つ意味に疑問を持って展開していくネタ

ただ、このコンビがやると、飄々とした亜生のボケに対して、必要以上に大声で喚き散らしながらツッコむ昂生さんというスタイルなので、小難しさとか、知的さとかは全くない

それがいいのか悪いのかは人それぞれだろうが、個人的には昂生さんはもうちょっとトーンを抑えた方がいいんじゃないかと思う

生で見たのは久々だが、昔はもうちょっと普通のトーンで怒ってたような気が 7.0

 

デルマパンゲ「最高の発見」91 不合格

数字を用いた非常に独特なネタ

知的な感じのネタに見えて、ただただアホな理論を延々と述べているのだが、それが逆に新しく、非常に面白かった

驚いたのは観客のウケ具合 こういうネタが評価されるようになったのは、時代の変化を感じる 7.8

 

吉田たち「休日の過ごし方」90 不合格

吉田たちも比較的オーソドックスなスタイルなんだけど、同タイプのプリマと比べるとワードセンスの巧みさや裏切りの上手さが際立つ

このネタもオーソドックスさと双子の利点を上手く混ぜつつ、伏線を見事に回収したいいネタで、すごく面白かった

ただオチ寸前のあのボケでそこまで笑いが起こらなかったのが意外

正統派組の見取り図、プリマ、吉田たちの3組の中では、吉田たちが一番決勝でハネそうだと思う 8.8

 

ラフ次元「結婚したい」85 不合格

三段オチの大喜利を連発する感じのネタで、漫才ぽくなく正直好みではない

現状梅村さんのピン芸の方が面白いと思う 5.0

 

天竺鼠「眼鏡」90 不合格

天竺鼠に「ふざけないで真面目にやれ!」と言っても、どだい無理な話だろう

ただ、せめて新ネタを見せて欲しかった 5.5

 

プラス・マイナス「新しいゲーム」89 不合格

最近やってるダブルボケ、ダブルツッコミの漫才ではなく、兼光さんボケ、岩橋さんツッコミのスタイル

本能Zで絶賛された新スタイルの漫才、何でやらなかったんだろう

つかみの巨人師匠のモノマネがピークかな ゲーム作る系のネタやるコンビ多すぎるなぁ 6.1

 

馬鹿よ貴方は「ウルトラマン89 不合格

なぜか大阪で参戦 生で見れて非常に嬉しかった!

ファラオさんの一つ一つのボケは非常にウケるんだけど、漫才の構成上笑いが起こらない部分が多かった

間延びの時間は関西の客が嫌う(というよりウケていないと認識する)ので、もうちょっと関西に寄せた方が良かったんじゃないかな

でも淡々と自らのスタイルを貫くのが馬鹿よ貴方はの魅力かもね 7.5

 

アインシュタインバーテンダー94 合格

観客の反応と自分の好みが一番相反していたのが、このコンビだったと思う

いつもながら、オーソドックスなスタイル(無個性漫才)で、特にボケに強いフレーズがあったようには思えなかったが、バカウケしていた

いなださんのキャラクターを生かした漫才とは、僕は思えないんだけれど、僕が間違ってるのかなあ 6.9

 

とろサーモン「電車で腹が立つこと」90 合格

とろサはスカシ漫才がとても面白くて大好きだったんだけど、正直最近のネタにはハマれない

久保田さんの独特の世界観や、漫才らしからぬ語り口、間の取り方は唯一無二のものがあるが、僕はハマっていない

最後の終わると見せかけて続けるアレ、短い単語でスパッとやった方が絶対いいと思うんだけど

それに観客も終わらないことを認知しているだろうから、あまりウケていなかった 6.8

 

ザ・プラン9「ロボット」90 不合格

5人が3人になって、今やトリオのコンビだが、たぶん3人態勢でのネタを見たのは初めて

「パワーダウンしている」という声も聞いていたが、3人ならではのネタを見事に作り上げていたと思う

ちょっと決勝に行くタイプのネタではない気もするが、割と好き 7.7