読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

間垣親方(元小結時天空関)の思い出

間垣親方な亡くなったと聞いて、本当に驚いた

病気のことは知っていたし、それが原因で引退していることも勿論知っていた

しかし、37歳…本当に若すぎる

 

敢えて”時天空関”と呼ばせて頂くが、彼の十八番はなんといっても足技

彼のように足技を幕内の土俵で使える力士は皆無のため、彼を表現するのにもっともピッタリな言葉かもしれない

 

ただし、足技だけの力士と思われるのは非常に心外である

足技と同じ、いやそれ以上に時天空関の魅力といえるのが、四つ身の上手さである

年齢を経るにつれ円熟味を増していき、上位戦を除き、自分より一回り近い若手相手でも、四つの形になるとほぼ負けることはなかった

旭天鵬関相手に堂々と四つ相撲で勝利したこともある 時天空関の四つ身の上手さは過小評価されていると思う

 

もう一つ彼の足技以外の武器は、ずば抜けた体力である

相撲は基本短時間で終わるスポーツだが、時天空関の相撲は長期戦になることも多々あった

水入りの相撲を何度も記録しており、体力と精神力を武器に自分より大柄な力士相手とも死闘を繰り広げた

 

若手時代の琴奨菊関や、全盛期の妙義龍関キラーとしても有名で、妙義龍関のファンの自分をヤキモキさせたりもした

四つの上手さを認めつつも、足技以外にも結構飛んだり跳ねたりすることも多かったので、正直好きな力士とはいえなかった

それでも、唯一無二の存在感を誇り、長きに渡って幕内の土俵を盛り上げた功労者だった

 

日本に帰化し、親方としての第一歩を踏み出した矢先の訃報

本当に悲しく、寂しく、辛い

個性派や軽量力士ばかり褒め称えるNHKの姿勢は、正直大嫌いだ(正統派力士や大型力士に失礼だからで、個性派、軽量力士アンチでは決してない)

でも、それでも、時天空関の曲者ぶりは、今思えば本当に個性的で光っていた

相撲以外にもあらゆる物事にいえることだが、いろんなタイプの人物がいるからいいんだと強く思う

少数派をピックアップしすぎるのはどうかと思うが、少数派の存在もしっかり認識し、理解する努力をする必要があるのではないだろうか

 

間垣親方のご冥福をお祈りいたします

本当に、お疲れさまでした