ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

五輪の野球復活が決定

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星野さんの意見に完全に賛成である

いや、個人的には少数OA枠すら不要だと考える

オールアマ、百歩譲って一軍経験のない若手プロを数名補充くらいに留めるべきだ

 

五輪はアマチュアのための大会だ

昔は五輪に出たいからと、急いでプロ入りせず五輪出場後プロ入りを果たす選手が多かった

杉浦正則という伝説のアマチュア選手は、プロより五輪にこだわり続け、アマ一筋を貫き通した

杉浦氏はオールプロの五輪に反対している 当然だと思う

 

彼らの思いを汲むという観点でなく、一野球ファンとして言わせて頂くと、オールプロの五輪は百害あって一利ない

 

まず日程の問題

五輪の期間はペナントレース中である

上層部は五輪期間中ペナントレースを中止すると述べているが、本末転倒であろう

野球ファン以外は五輪の方を重視しているのだろうが、僕はペナントレースも五輪も変わらず重要だと思っている

このような人間の思いは無視して然るべきものなのか

 

続いて他国の意識の問題

MLBペナントレースを最優先し、メジャーリーグの派遣を拒んでいる

そのため、大学生やマイナーリーガー主体の選出となっている

韓国や台湾などプロ野球球団を有している国も、プロの派遣に関しては日本ほど躍起になっていない

オールアマのキューバは日本以上に熱心だが、社会主義国家のキューバと資本主義国家の日本を同一視はできないだろう

結果的に、メダルのため必死になっているというイメージが強すぎる

 

他国がそこまで意識していない以上、オールプロで挑み金メダルを取ったところでそこまで賞賛はされまい

メダルを取れずに終わると、「プロで挑んだのに、アマ主体の他国に敗れた」「日本の野球のレベルは低い」などと喧伝されてしまうだろう

野球という競技は決して強いチームが毎回勝つような競技ではない(すべての競技にいえることかもしれないが)

初年度の楽天も38勝97敗 決して全敗ではない

たとえ10回やって9回勝てる相手であっても、たまたま敗れたのがその1回ということになってしまうかもしれないのだ

 

最後にWBC

サッカーW杯に比べ参加国が少ないとはいえ、プロも参加できる大会が作られたのだ

WBCも辞退する選手がいるものの、実績豊富なメジャーリーガーも多く参加している

WBCがある以上、五輪はアマチュアに返すべきだ

 

五輪に野球が復活するのは、野球ファンとして嬉しい

メダルを取ってくれると、日本人として非常に嬉しい

けれど、杉浦正則選手が思い続けた五輪への思いを無視して欲しくはない

 

そういう時代ではないかもしれない

サッカーも、ブラジル代表でネイマール選手が五輪に参加しているという

おそらく2020はオールプロでの五輪出場になるのだろう

でも、本当にそれでいいのだろうか…