ytv漫才新人賞予選会 ROUND3①
お久しぶりのytv予選会
個人的にはこのブロックが一番面白かったと思います
今回もネタの感想を主とした感想を述べていきます
リベンジシステムはなくなったようで、3回連続の出場(去年までは3回中2回までしか出場できなかった)
最近色んなタイプのネタを披露していたプリマだったが、今回は久々にオーソドックスなしゃべくりスタイル
このスタイルが一番しっくりくるし、ボケとツッコミの調和が取れていていいと思う
面白いしウケているが、ウケ過ぎると言うほどでもなく ちょっと内容がベタ過ぎたか
個人的にはこのスタイルを磨いていく方が良いと思う
②からし蓮根「キャバ嬢になりたい」85
非常にオーソドックスなコント漫才
ボケやツッコミに工夫が感じられるのだが、どうもしっくりきていない
素質は感じられる
☆③ヘンダーソン「石焼きイモ」96
まさに”良い歌ネタ”と表現すべき歌ネタ
このネタはオールザッツ漫才で見たことがあり、その時はそこまでいいと思わなかったが、今回見たときはすごく面白かった
ただ力技で押し切った感も強いので、どの舞台でも通用する普遍性はないと思う
④祇園「同窓会」92
プリマ同様、3回連続の出場
祇園らしいナルシスト漫才であるが、どんどんパワーダウンしている気がする
木崎さんのキャラに慣れ過ぎたこともあるのか、はたまたナルシスト演技が上達し過ぎたからか、ネタに普遍性が生まれ、それが逆効果になってしまったかもしれない(ウエストランドや三四郎にも当てはまる)
後半のCMのくだりはすごく面白かったので少し加点 祇園は10年目のため、この漫才が最後の挑戦となってしまった
⑤よふかしイエロー「牛を飼いたい」73
いやすげーなぁ…よくこのネタを予選会に通したものだ
下品なネタは別に構わないのだが、やはり笑わせてなんぼだろう
ただただ下品でドン引きするだけのネタ ネタの講評で巨人師匠がキレるのではないかと恐々したが(笑)、見事にスルーされていた
⑥インディアンス「輪唱」89
プリマ、祇園同様、3回連続の出場
ウケているけど、あまりしっくり来ないなぁ
田渕さんの歌唱力には驚いたけど、そういう拍手笑いに拠る笑いの部分が大きかったと思う
よふかしイエローが散らかした中で、よく頑張ったと思う
☆⑦コマンダンテ「○○がしたい」97
コマダンらしく初めの1分間くらいはまったく笑いが起きない状態であったが、システムを理解させてからの爆発は凄かった
僕なんかは一つ目のやりとりで以後の内容が想像できたのだが、その想像をさらに超えてくる出来で非常に満足した
若干、漫才の構成がさらば青春の光と似てきた気がするな
いずれにせよ、システム変更によってプリマ、祇園、インディアンスらが出場する中、よく勝ち上れたと強く思う
是非とも決定戦でも飄々とした漫才を披露し、スピードや手数が重視される漫才界に風穴を開けて欲しいものだ
⑧シンクロック「キュンとする男の仕草」94
シンクロックの漫才は、本当に面白い
淡々としたやりとりが多いので勘違いされやすいが、実は多くの仕掛けや伏線が組み込まれており、それを静かに回収していく様は本当に見事
男女コンビではトップクラスに面白いと思うが、意外と点数は伸びなかった
講評でもあったが、吉田ちゃんがブサイクキャラ(?)の割に妙に可愛すぎるのが問題なのかもしれない
(続く)