ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

キングオブコント2015感想①

合計15のコントが見れたので5つずつ+総評で4回に分けて書いていこうと思います

個人的点数もいつも通り乗っけます

 

藤崎マーケット「路上パフォーマー」88

路上パフォーマーの息子(トキ)に母親のお見舞いに行くよう説得する父親(田崎さん)というネタ

かなり斬新な設定で、あまり見ないタイプの構造のネタ

どうしても笑いどころが少ないことは気になってしまうが、ベタをウリにしていた藤崎がこんな新鮮なネタを披露したというのが面白い

トキの動きの笑いも見せられたのも好印象

 

ジャングルポケット「浮気」91

親友に浮気をされた武山さんと、浮気したにも関わらず開き直る斉藤さんと、何故か斉藤さん寄りの太田さんが織りなす演劇コント

キャラクターと設定がはっきりしており、三人の演技力もしっかりしているので普通に面白かった

ありがちなコントなんだけど、それでもしっかりと面白いのは流石 でも意外とウケてない

この時点で、相変わらずKOCの客は笑わないんだと気付きました

 

さらば青春の光「芸術家の苦悩」84

芸術家にありがちな様々な苦悩に囚われる兄(森田さん)と、絵を描くよう説得する弟(東口さん)というネタ

まず審査員が指摘したよう、叫びのネタは大舞台では厳しいこと もう4階も決勝来てるんだから、それくらい分かっていて欲しかった

何より東口さんのキャラクターが常識人過ぎて面白くない ぶっ飛んだ森田さん以上にぶっ飛んでるからこそ面白いのに

一番の問題は壮大な前フリに比べて、お決まりの笑い所の提示が弱すぎたこと もっと色々出来ていたはず

去年辺りから窺えたことだが、もうさらばはトップリード状態に陥っている気もする 大舞台では何やってもウケない気が

 

コロコロチキチキペッパーズ「妖精」94

友達がいなくて悲しむ少年(西野くん)と友達になってあげる妖精(ナダル)のコント

近年珍しい平和な世界観のネタで、それだけで他のコンビと区別がついていたと思う

内容に関しては非常にベタで、新喜劇のようなワンパターンな展開が続くもの

しかしナダルの声と、西野くんの方が変人というおかしさが、上手く混ざり合って面白いコントになっていた

 

うしろシティ「悪魔との契約」87

寿命と引き換えに願いを叶えさせようとする悪魔(金子さん)と、老人(阿諏訪さん)のコント

色々なパターンのネタを持っているコンビだが、基本日常の+αを描いたコントが多いだけに、少し驚いた

あまり評価は高くないけど、個人的にはそんなに悪いとは思えず、老人のツッコミが一々的を射ていて良かった

「悪魔を出したにもかかわらずやたらスケールが小さい」という思いは否めなかったが