ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

若手とベテラン

あらゆる物事に、若手とベテランの世代間抗争が存在している

若手は勢いと粗さが魅力だが、経験値の薄さが弱点である

ベテランは老練さと場数を踏んでいることが武器だが、マンネリ化や衰えなどが顕著になってくる

結果として、若手でもベテランでもない中堅がもっとも支持を集める

我々日本人は、『ちょうどええ』中道の事象を好む特徴があるのだ

 

若手とベテランの対決に対する、観る側の捉え方

特にネット上に顕著なのが、『どちらが優勢な場合でもレベル低下を嘲う』捉え方である

 

プロ野球を例として挙げると

若手が中々活躍せず、世代交代が進まない場合に対しては

 ”いまだにロートルがレギュラーとして居座っている

下部組織という面もあるアマチュアにいい選手が少なくなったプロ野球界はレベルが低下した”

という

 

一方、勢いのある若手が1年目からどんどん活躍している場合(2012年のドラフト選手など)に対しては

”ペーペーの新人が1年目から通用してしまう

プロ野球界のレベルが低下したからこそ、そのような事態に陥った”

という

 

僕はこのようなどっちであっても嘲る風潮が大嫌いである

本来ならベテランが頑張るのも、若手が活躍するのも、どっちも凄いことなのだ

こういう発言をする奴に限って、若手、ベテランに入り込む余地がないくらい中堅の層が厚かったりすると

”レギュラー層が同じ世代ばかりでつまらない”

と批判するものだ

 

野球に限らず、ベテランと若手の世代間抗争は、必要不可欠なものであり、観る側からすると心燃えるものなのである

M-1のように若手の大会もあれば、ベテランの技術を堪能できる漫才番組もある

しかし、その両者と中堅層がガチンコで戦い合うTHE MANZAIやR-1のような大会も存在する

このような大会も、もっともっと増えて欲しいと思っている