ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

M-1グランプリ2018 とりあえず+霜降りへの思い

後で感想を長々述べるかもしれませんが、ここでは簡易の感想

…のつもりが、長くなりました


【敗者】
金属バット、プラスマイナス、たくろうに投票

ミキアンチでは決してないけど、プラマイに行って欲しかったのが正直な思い
GYAOでとろサ久保田さんも言っていたが、会場投票に戻した方が良い
視聴者投票になると、どうしても知名度有利になってしまう
あれだけウケたプラマイが進めなかったのは、不憫で仕方がない

金属は本当に不思議
今回のネタは女性蔑視と言われてもおかしくないのに、そういう感じはあまりしない
ネタの大部分が良い意味でイカれてるからだろうか
漫才師のネタを温存したのは、来年以降を見据えてのことだろう、現ルールで敗者を勝ち抜くのはかなり難しい

たくろうとマヂラブで悩みましたが、関西人の素が出たのか、若手に託したいのか、たくろうに投票
いわゆるヘタウマ系漫才なので賛否が分かれるだろうけど、こういう漫才が勝ち進んでも全然アリだと思います


【本戦】
何といっても、霜降りの優勝である
「最年少優勝」、「初の平成生まれコンビの優勝」など様々な記録を出してくれた

優勝会見での発言も素晴らしい
「お笑い高齢化」という、タブー(?)に切り込み、新しい世代の躍進を望み、その先頭に立つ覚悟を述べる
どの分野においても若手の躍進は必須だが、お笑い部門においては、より顕著であった
中堅、ベテラン層の壁が厚く、若手は中々テレビに出して貰えない
芸人の数は増えているのに、バラエティでは同じ人が色んな番組に出続けている
非常に由々しき問題である

僕より若い世代にも、面白い人はいっぱいいる
平成は今年で終わり、次の元号の時代が来る
新しい時代は、平成生まれが引っ張っていって欲しい(ギリ昭和生まれのおっさんより)

霜降粗品への思い入れは非常に強い
関西ローカルのオールザッツ漫才という番組で、無名の若手がショートネタを披露するコーナーがあった(今も一応あるが、縮小気味)
そこで当時19歳だった粗品が、そこそこ名も売れてる先輩を打ち破って優勝したのだ

当時の粗品は、冷静で優等生な今と違って尖っていた
ボサボサの髪と寝間着(?)で淡々とネタを披露していく、尖り具合だった
ネタは粗かったが、この頃から普遍性というか、大衆にウケるネタを疲労していた記憶がある

粗品はコンビを組みたい願望が強かったらしく、オールザッツ優勝後、せいやとコンビを組んだ
僕はせいやを全く知らなかったので、粗品のコンビのネタ、霜降り明星のネタを初めて見たとき、落胆した
「なぜ粗品はこんなポンコツと組んだのか」「すぐ解散するだろうな」
今思えば、自分の見る目の無さを痛感させられるが、霜降り結成当時の僕はそう思っていた(後の何かのインタビューで、同じようなニュアンスの意見が多かったと粗品が語っている)

THE MANZAIで1度認定漫才師になれたものの、M-1再開までの霜降りは、かなり微妙だった
粗品のピン芸をコンビでやってるだけ」「そもそピン芸の方が面白い」という印象が強かった
しかし、M-1再開後の霜降りは大化けした

動き回っていただけのせいやが成長した
ボケのクオリティ、ワードセンス、前に出る姿勢、全てか大幅に向上した
モノマネやトークなど器用な部分を出したかと思えば、相変わらずポンコツやアホか部分も見せてくる
1人の芸人として、せいやが化けた

2016年くらいから、霜降りは次世代の担い手とお笑いファンの間で言われるようになった
関西の賞レースの決勝にも顔を出し始め、ABCお笑いグランプリytv漫才新人賞決定戦で優勝し、若くしてM-1優勝候補と言われるようになった
しかし去年のM-1では、まさかの準決勝敗退
脂が乗っていたにも関わらず負けたため、準決勝がある関東で受け入れられない以上、決勝は難しいと思った
今年の決勝メンバーの予想に、霜降りは入れなかった

しかし今年は鬼門の準決勝で爆発し、見事決勝に進んだ
そして決勝でも一本目を他とは違うウケ具合で勝ち進み、最終決戦では代表作で挑み優勝を果たした
去年だったかの敗者復活でも疲労したネタだ(前半が改変されていたが)

霜降りの魅力は、せいやのテンポの良さ、モノマネなどの器用さ、動きの激しさ、ポンコツ具合と、粗品の体言止めツッコミの鋭さ、ワードセンス、タイミングの良さが、見事にマッチしている点だ
優勝会見でも語っていたが、両者の関係が1対1であり、「じゃない方」が居ない
もっとも、バラエティ等で売れるとなると、せいやがメインになってくるかもしれない
「器用なポンコツ」という武器の所持者は、意外と少ないのではないだろうか(みやぞんは少しタイプが違う気がする)

優勝しても売れるとは限らない
二人ともスター性のあるコンビだが、関西所属のため移動時間等が大きなネックとなる
祝儀のような形で、優勝直後は色々な番組に出られると思うが、そこで何とか結果を残して欲しい
バラエティ対応力はある方だと思うので、東京の笑いにアジャスト出来るかが鍵だ

19歳の粗品が、世に才能を知らしめてから早6年
自分よりかなり年下の人間の笑いの才能を素直に評価したのは、初めてだったと思う
コンビを組んで落胆し、実力の急上昇に驚き、最年少優勝に驚愕した
今では本当に良いコンビだと思っています

おめでとう霜降り明星!!

M-1グランプリ2018準々決勝 個人的感想⑤

丸亀じゃんご「終わりの会」

飄々としたボケが魅力の漫才師

非常に緩く、淡々としているものの、随所にセンスを感じさせるネタ

分かりやすさと面白さがいい塩梅で、準決勝進出レベルのネタだったと思う 91

 

祇園「第2ボタン」

今年の上方漫才新人賞に輝いた、ナルシスト漫才師

忍者やピッチャーの天丼は面白いのだが、肘の件は長々した割に笑いを取れなかったのが残念

木崎さんのナルシストキャラからの脱却を図ろうとしているのは分かるが、変なキャラを演じる必要はなかったかな 87

 

アインシュタイン「滑舌→早口言葉」

関西の賞レースの常連、稲田さんのキャラの強さが武器の漫才師

今回のネタは自分たちの紹介(?)に終始しており、ネタの本筋が全くないように思えた タイトルが非常につけ辛い

一番の笑いどころの早口言葉で殆ど笑いを取れなかったのが最大の敗因だろう 86

 

ダブルヒガシ「花いちもんめ」

関西期待のニューフェイス

いわゆる歌ネタであるが、こういう音程を変えるネタは正直食傷気味 てんしとあくまみたいなオリジナリティも無い

3回戦レベルでは爆発するが、準々決勝を勝ち抜けるネタではないのは、武者武者と似ている 87

 

たくろう「人間ドック」 合格

明後日の方向を向いてるボケが魅力の、関西期待の漫才師

彼らを有名にした代表作であるが、この挙動不審ぶりはなかなか怖いものがある

本気なのかネタなのかわからない赤木君のキャラは、新時代の漫才という感じだ

準決勝でも受けたみたいだが、惜しくも決勝には進めなかった 果たして敗者ではどう評価されるか 92

 

ギャロップ「合コン」 合格

ラストイヤーなのかそうでないのか分からないが、見た目はベテランの漫才師

毎年準々決勝で受けながら落ちていただけに、今年も危惧されていたが、持ち前の構成力の高さと林さんの程よい熱量、プライベートと違って真面目な毛利さんのキャラを見事に見せつけてくれた

最近はボケ、ツッコミの境界線が無くなり、ダブルボケ、ダブルツッコミのスタイルになっているが、昔に比べ面白さが倍増してる

間違いなく笑いを取れるタイプのネタなので、決勝でも期待している 95

 

トット「憧れのセリフ」

緑スーツでお馴染みの、女性人気の高い漫才師

何というか、ネタの構成がイマイチ分からなかった オチを最初に決めて、無理矢理導入部分を組み入れた感じ

中国人キャラとかおばちゃんキャラとか、可愛らしい漫才で挑めばいいと思うんだけど、プライドが許さないのだろうか 84

 

ガーベラガーデン「学校vs塾」

学校の先生と塾講師がコンビを組んだ、大阪唯一のアマチュアコンビ(元プロ?)

マチュアらしいネタの発展の仕方だが、単純に二人のやりとりが面白かった

二人とも教師でありながら、学校や塾を揶揄ったような内容なのが非常に面白い 91

 

学天即「年取った」

THE MANZAIにおいて3度決勝に進んだが、M-1では決勝に進めていない漫才師

最近は奥田さんがよじょうさん(でいいのか?)を馬鹿にした感じのネタが多く、MANZAIの頃程学天即を楽しめなくなってきたが、今回のネタは良かったと思う

昔のネタのツギハギという感じではなく、新たに一つの漫才を作り上げた感じだ

奥田さんのツッコミのワードセンスは落ちていないが、ワードセンスタイプのツッコミが増えたせいで、昔ほど突出しなくなったのが残念 92

 

霜降り明星「ワイドショー」 合格

関西を飛び越え、東京でも徐々に知名度を高めている若手漫才師

去年決勝候補と言われながら準決勝で敗退したものの、特に名前が上げられなかった今年もクオリティは全く衰えていない

相変わらず子供っぽい漫才だが、面白いんだよなー 粗品のツッコミもハマっている

ただちょっと進化が見られないので、もうちょっと+αを見せて欲しかった思いも 92

 

モンスターエンジン「ドラマのおっさんのエキストラ」

昔は賞レースの常連だったが、最近は中々決勝に進めていないコンビ

何というか二人のテンションが妙で、どういう感じでネタを見ればいいのか分からなかった

大喜利頼りの構成は、そろそろ止めたほうが良いと思う 85

 

ジソンシン「保険の営業」

地味だが実力派の漫才師

意外とあまり見たことのないタイプのネタだったが、漫才の内容に少し無理があったと思う

「保険の電話セールスが、変な相手に当たったにも関わらず、同じ家に電話をかけ直す」という部分にリアリティが感じられず、ちょっと内容が入ってこなかった

発想は凄く良かったと思うだけに、あそこは何とかならなかったものか 88

 

セルライトスパ「思い浮かべたものを3回質問して当てるゲーム」

シュールなボケが魅力の漫才師

所謂オリジナルゲームのネタだが、ゲーム内容はちょっとありがちかなと思った

ただ、大須賀さんの独特のボケでどんどん膨らませていって、大きな笑いに繋がったのが良かった

ヒガシ逢ウサカ同様、昔は苦手だったがどんどん面白さが分かってきた 91

 

さや香「合コン」

去年の決勝進出コンビ

今年は準々決勝で敗退してしまったが、正直去年の決勝のネタよりも良かったと思う

合コンが題材の漫才は食傷気味だったが、こういうネタの広げ方は初めて見た気がする

石井君の合コンdisはベタ過ぎる気がしたが、漫才師として順調に成長している 93

 

吉田たち「犬を飼いたい」

正統派ながら、非常にセンスを感じる双子漫才師

挑戦的なボケややりとりが多かったが、本筋は正統派である、非常に良いネタ

これだけ良質なネタを披露しても勝ち抜けないんだから、準々決勝は鬼の棲家だなー 92

 

ミキ「新婚旅行」 合格

去年のM-1で3位に躍進した、関西が誇る兄弟しゃべくり漫才

随所に笑いどころを用意しており、そこでしっかり笑いを稼げているのが好印象

昂生さんも絶叫ではなくワードセンスで戦っており、去年の決勝ネタよりも良かったと思う

準決勝で惜しくも敗れたが、やはり敗者復活戦では有力コンビの一組になるだろう 92

 

ミルクボーイ「SASUKE→たません」

リターン漫才が武器のコンビ

ネタの構成上仕方ないのかもしれないが、このコンビは悪意が目立ってしまい、重苦しく感じてしまう

ましてや他局であるTBSのSASUKEを堂々とdisるのだから、本当にビックリした しかもカットされていないとわ 87

 

からし蓮根「刑務所」 合格

関西期待の若手漫才師 将来的に決勝に進めそうなコンビの一組

今年の勝負ネタだが、伊織のボケの個性があまり目立たず、普通の漫才に見えてしまうな、と

2016年の準々決勝のネタのセンスに衝撃を受けただけに、伸び悩んでいるという印象だ

それでも伊織のセンスは飛び抜けたものがあるので、敗者復活も期待したい 青空はどんどん上手くなっている 91

 

アキナ「山登り」 合格

賞レースの常連コンビ 超合金は終わってしまった

今回のネタは色々発展が多かったが、笑いどころが伝わりにくかった

ちょっと全体的にふわふわしていたので、まとまりが欲しかった 90

 

和牛「男と女は理解しあえない」 合格

優勝候補の筆頭コンビ

今回は水田さんと川西さんの役割が逆で、川西さんが女性をdisり、水田さんが擁護(?)する感じのネタ

後半の展開の飛躍はスピード感があり面白く、本当に実力があるコンビなんだなぁと

水田さんは嫌味なキャラを演じなくても毎回毎回面白い 途轍もない話力だ

今年も当然優勝候補だろうが、果たして彼らを止めるとろサーモンのようなコンビが現れるのか 95

 

スーパーマラドーナ「借金の返済」 合格

和牛同様、優勝候補の一組 ラストイヤー

決勝では3年連続、終盤でネタを引っくり返す構成の漫才を披露しており、正直飽き飽きしていた

しかし今回のネタはまさに、THE スーマラ という感じで、15年の集大成という濃厚なネタだった

やっぱりこのコンビは、頭でっかちのネタより、田中さんの気弱狂人ぶりと武智さんの狂暴常識人(豆腐メンタル)ぶりを活かしたネタの方が良い

原点回帰という言葉がピッタリの、ハチャメチャな漫才で非常に面白かった 95

 

 

これで準々決勝の感想は終了…久々に無茶苦茶時間かけて感想書いた

大阪会場は実力者が順当に勝ち上がった感じで、ハインリッヒ、さや香らの敗北は本当に残念

ラストイヤー組は皆自分たちの漫才の集大成を見せつけてくれたので、凄く良かった

 

全体的には東京よりレベルが高かった 大阪組の方が合格者が多いのは当然だろう

頭の悪いネットニュースが頭の悪い記事を掲載したが、観客受けを考慮したしっかりした審査だったと思う

そしてあと1週間程でM-1の敗者復活戦と決勝戦が放送される

果たしてどのような結果になるのか、楽しみにしたい

M-1グランプリ2018準々決勝 個人的感想④

 つづいて大阪会場の感想

 

ラニーノーズ「トイレ」

女性人気の高いコンビ

普段はギターを用いて音ネタを披露するが、今回は正統派のしゃべくり漫才だった

中々しっかりしたしゃべくりで驚かされた 普通に合格してもおかしくないレベルだったと思う 90

 

 黒帯「演技力」

おそらく初見のコンビ

中々珍しい設定で、分かりやすくもあり深くもあるいい漫才だった

共感をフルに活かした漫才構成が魅力 91

 

バッドナイス「本当に笑顔にしなければいけないもの」

ナベプロ出身だが、何故か大阪でネタをしている漫才師 ボケの常田君はあばれる君の弟子としても有名

非常に独特なノリで、好き嫌いが分かれそうなネタ 僕は正直苦手 83

 

ロングコートダディ「物語」

緩さと独特さが魅力のコンビ コントと漫才の両刀

今回の設定自体は割とありがちなんだけど、中身は非常にオリジナリティがあり始めて聞くようなやりとりが多い

堂前君ボケに変更(兎君はツッコミではなく賛同)してから、ますます面白くなっている 落選は残念 92

 

絶対的7%「美容院」

唯一の松竹所属の準々決勝進出コンビ

「短い演技で披露して、その問題点を数点指摘」という展開を何度か繰り返す、独特の構成が魅力

決して悪くはなかったが、ビックリするくらい受けていなかった 大阪のお客さん、他事務所に厳しくないか?? 88

 

Dr.ハインリッヒ「トンネルを抜けたら」

不思議の世界観が魅力の美人双子漫才師 流石に老けたな…

3回戦のネタも良かったけど、今回のネタは今まで見たハインリッヒのネタでも最高傑作だったと思う

シュールな展開をループさせるという異次元空間 まさにハインリッヒワールド

このネタで落とされたのは本当に可哀想だ 滑ってたならともかくちゃんと受けてたし… 導入部分で笑いが少なかったからか… 96

 

もも「嫌いなもの」

初見だが、3回戦で爆発していたという噂のコンビ

楽しみにしていた通り、非常に分かりやすいダブルボケ漫才だった

顔ネタに終始したのと、ネットスラングやオタク要素を取り入れすぎたのが気になったが、生きのいい若手が出てきた 91

 

てんしとあくま「品を出す」

イントネーションや音程を駆使するコンビ

歌ネタ、音ネタが多いコンビだが、今回は歌がありつつもコントがメインの漫才

悪くはないのだが、普段のネタの方が面白いかな 89

 

ラフ次元「電車で注意をする」

そこそこ評価は高いものの、どうしても突き抜けられない漫才師

所謂上手いことをいうネタだが、それを見事に漫才の展開に組み入れていた

ただ、こういう上手な漫才では、中々勝ち抜けないんだよなー 90

 

金属バット「漫才は立ち仕事」 合格

ネットでの評判が無茶苦茶良い漫才師

最近は少しシュールさを前面に押し出し過ぎているきらいがあったが、今回のネタは非常に彼ららしかった

毒々しい部分があるが、決して嫌味がなく、老若男女笑えるような漫才 言葉選びが本当に素晴らしい

見事なまでに「正統派しゃべくり漫才師」である 95

 

マルセイユ「絵本」

ノンスタ型のハイテンポ漫才師 にちようチャップリンの決定戦優勝コンビ

ようやく別府さんが「すぐそうやってゆー」を封印し、お馴染みの動きだけでなく、若者向けのボケや顔ボケなどをふんだんに組み込んだ漫才だった

しかし野々村議員は今更過ぎるなー 所々ネタを詰め込み過ぎている感じはする 89

 

ニッポンの社長「最終面接」 合格

ベタに見えて結構独特な感性を持つコンビ

発想一点押しの漫才ではあるが、ネタの内容同様、よくこのネタで準々決勝で勝負しようと思ったものだ

ただ冷静なツッコミは本当に良い メタ的な視点も含めたツッコミで、共感性の高い良いツッコミだ 90

 

ヒガシ逢ウサカ「変な奴」

少し捻くれたボケ、ツッコミ、大胆な裏切りが魅力のコンビ

このネタは非常に構成力が高く、前半で述べたボケを終盤で上手く回収出来ている漫才

見た目と相俟って、狂気性がより一層感じられるイカれた漫才

昔は苦手だったが、最近は非常にお気に入りのコンビの1組である 93

 

マユリカ「お祭り」 合格

正統派のコント漫才師 ツッコミの中谷君は女性役を演じることが多い

いつもは毒があるネタが多いコンビだが、今回のネタは和牛の影響が強過ぎる感じがする

悪くはないけど、一番準決勝進出を驚いたコンビかもしれない 本当に悪くはないんだけど 88

 

ありんくりん「人見知り」

沖縄県民とアメリカ人のコンビ

M-1というタイプの漫才ではないが、明るくて楽しい漫才

ただし後半の暴走はいただけない 無茶苦茶なだけで面白いわけではなかったし 87

 

ツートライブ「出前」

最近地上波の番組でも顔を出すようになったイキリ漫才師

このコンビのネタは、周平魂さんのイキリワードにハマらないと楽しめないのかもしれない

たかのりさんがボケを解説するだけのツッコミなので、漫才を見た感じは正直しない 86

 

見取り図「ファッション」 合格

去年の準決勝進出コンビ 今年は悲願の決勝進出を果たしたパワーツッコミ型漫才師 僕の大のお気に入りコンビ

テーマは毎回ありきたりなものが多いのだが、笑いを強引に引き出す盛山さんのツッコミの破壊力が異常

ワードセンスがありながらも荒々しさもあり、銀シャリの橋本さんや学天即の奥田さんとは全く違うタイプのパワーツッコミが素晴らしい

ノリツッコミとか、訂正ツッコミなど小技が効くのも魅力

今回の「おっかく」だったり、「あたおか」等の略語押しには賛否両論あるが、見取り図らしさの演出という意味ではアリだと思う でもちょっとやりすぎかな 96

 

藤崎マーケット「三途の川を渡ったら」

ラララライも遠い昔、現在はコント漫才を武器に戦う漫才師

相変わらずファンタジックな世界観の漫才だが、細かなやりとりでも笑いを取れるのは好印象

ただ流石に展開が読め過ぎたし、裏切りも無かったのが残念 90

 

 かまいたちUSJ」 合格

キングオブコント優勝者で、二冠を狙うコンビ 非常に珍しい漫才とコントの完全両刀タイプ

今回のネタは彼らの代表作ではあるが、ネタバレされているのを逆手に取ったのか、後半をガラッと変更していた

終盤は殆ど暴走ではあるのだが、ありんくりんと違い笑いを取れる暴走 流石実力者だ 94

 

ジャルジャル「国名分けっこ」 合格

フリースタイル漫才を武器に3度のM-1決勝進出を誇るコンビ ラストイヤー

最近は毎年のように斬新な設定の漫才を用意してくるが、今年もジャルジャルの総集編のような漫才だった

オリジナルのやりとりをするコンビは多いが、やっぱりジャルは断トツでクオリティが高い 決勝も期待している 94

 

武者武者「ショップ店員」

新喜劇風のやりとりが多い漫才師

相変わらずのビブラートのつかみで、漫才の本筋も悪くはないが若干平坦で抑揚がない

正直3回戦でトップクラスのウケだったと聞いて驚いたが、強豪揃いの準々決勝だと地力の差が如実に出てしまったなと 87

 

プリマ旦那「子供」

若い頃から才能を絶賛され、結成2年目でM-1準決勝進出を果たし、関西の賞レースでも大活躍した漫才師

まず野村君の見た目に驚いた、やさぐれ過ぎ 昔はアイドル的な要素もあった筈だが

肝心のネタも技術を突き詰めた感じのネタで、上手いんだけど…という感じ

立て板に水のように早口で抑揚なく喋るので、若手らしさが全くない

早熟というタイプではなく、順調に技術を高めていったタイプだが、賞レースと合わなくなってしまったんだろう 88

M-1グランプリ2018準々決勝 個人的感想③

錦鯉「合コン」

ボケの長谷川さんは何と47歳 56歳まで出場可能な超高齢漫才師

年齢らしからぬおバカで子供っぽい漫才だが、知りあがりにウケていく構成は好印象

ただ、決勝進出するイメージが沸かないのは、何故なんだろう 90

 

いい塩梅「紹介」

フットボールアワーのボケとツッコミを入れ替えた感じの見た目の漫才師

斬新な構成で、喋りだけでなく動き、というか配置でも笑いを取れる、凄くいい漫才

今回の東京会場のネタで、個人的に5本の指くらいに入る面白さだったと思う 92

 

アイデンティティ神龍に願い事」

元々無個性漫才師として悪い意味で有名だったが、野沢雅子キャラに吹っ切れてブレークした漫才師

個人的には決勝メンバーにも予想したが、これは受けても落とされるなと(笑)

受けポイントがほぼ内輪ネタだったり、メタ要素だったからなー それを省いたボケツッコミはあまり受けていなかった 88

 

ゆにばーす「デート」 合格

去年決勝進出を果たした男女コンビ

ネタの内容はベタだが、ボケ・ツッコミとも爆発力があって面白い

M-1決勝によって一皮むけたなぁ 凄く面白かった 93

 

東京ホテイソン「遠足」 合格

備中神楽ツッコミで、どんどん知名度を上げている漫才師

僕はこのコンビの面白さがイマイチ分からなかったのだが、今回はネタの内容、フレーズとも面白かったと思う

マイメロちゃんはかなりのヒットワードだった 91

 

ザ・パーフェクト「消防士」

笑けずりで優勝した、独特なネタの漫才師

漫才序盤で述べた言葉を終盤で回収する辺りがちょっとあざとい気がした

独特なツッコミは、結構クセになる 86

 

囲碁将棋「学生時代」

THE MANZAIで何度か決勝に進んだ実力派漫才師

まさかのDragon Ashの「Grateful Days」の一本押しネタ アラサーの僕でも懐かしいレベルだ

しかも「俺は東京生まれ~」とか「悪そうな奴は~」という有名なフレーズは一切用いない辺りが非常に彼ららしくて面白い

実験的なネタだが、それでも一定のウケを誇ることに底力を感じた 92

 

ストレッチーズ「映画館」

笑あがきで準優勝した、慶大出身漫才師

ネタの説明が分かりやすく、ボケの含まし方も非常に面白かった

しかしボケの物言いがさや香っぽい…昔はそんなじゃなかった気がするけど 新山君の影響を受けたようなコンビが多いなー 92

 

コマンダンテ「ヤンキーものシーンの再現」

関西出身の、ローテンポ漫才師

このコンビは本当に裏切り方が巧妙 気づかないうちにボケとツッコミ、内容が入れ替わっているので、毎回驚かされる

大声を上げたり、テンポを速くしたりしないのに、大きな笑いを取れるのは本当に凄い なぜ落ちた?? 95

 

がじゅまる「浮気が疑われた時に話を逸らす方法」

独特な構成が魅力のコンビ

構成がシステマティック過ぎて漫才という感じはしないが、問答無用で笑ってしまうような内容が魅力

面白いが決勝というタイプではないんだよなー 89

 

マヂカルラブリー「高級フレンチ」 合格

シュールさが魅力の漫才師 上沼恵美子の天敵

本当にバカバカしくて面白い ムチャクチャだけど、笑いどころが分かりやすいのが良い

どうして去年の決勝であんな微妙なネタやったんだろう(そしてあれが予選で大ウケしたんだろう) 93

 

井下好井「反抗期」

関東では珍しい、力強さのある正統派漫才師

今回のネタはかなり挑戦的だったが、面白さが斬新さを上回れなかった感じか 86

 

ランジャタイ「あの人は今」

唯一無二のセンスを持つ漫才師

相変わらずどうしてこんなことを思いつくのか分からないようなぶっとび具合だが、昔に比べたら分かりやすくなってる

一般人が見たら9割近くが置いてけぼりになるだろう漫才で、笑いを取れるのは本当に凄い 90

 

デニス「自殺の説得」

植野さんのハーフキャラが人気の漫才師

とにかく分かりやすい内容で、一般層に受けそうだ

植野さんの叫びは問答無用で面白い 89

 

ニューヨーク「映画」

すべてを小馬鹿にしたような捻くれ具合が魅力のコンビ

僕はあまりニューヨークのネタを評価していないんだけれど、このネタは一番面白かったかもしれない

ぶっ飛んだ展開ながら非常に壮大で、尻上がりに受けていく理想的な展開

「センスがある割にベタなdisが多いコンビ」というイメージだったので、良い意味で裏切られた 92

 

スリムクラブ「興味」

ローテンポと独特のワードセンスが武器の漫才師

真栄田さんが座王の1分トークで述べたトーク内容を漫才に転用してたのにビックリした

M-1向きではないが、ある意味彼ららしい漫才だったと思う 86

 

ダイタク「復讐」

設定の巧みさが魅力の双子漫才師

今回のネタも非常に斬新な設定で、双子という武器を無駄なく活用した印象

ただ話の内容が最高潮を迎える寸前で、スッと終ってしまった感じがしたのは残念 90

 

トム・ブラウン「数字の付く有名人」

今年のM-1決勝進出者 独特過ぎる見た目の漫才コンビ

3回戦で爆発したことで一気に決勝候補に名前が挙げられたコンビだが、3回戦のネタよりは正直弱かった

それでも、バカバカしいながらも笑いどころは多く、意図する箇所で爆発を起こせたところは素直に凄かったと思う

果たして決勝ではどう評されるのか 90

 

東京会場はこれで終わり

まさかの11組合格という、非常に狭き門だった

東京会場にも関わらず関西出身者が異様に多く、正直関東の若手漫才師のレベルの低下には、寂しい思いがある

みんなコントに行ってしまったんだろうか

M-1グランプリ2018準々決勝 個人的感想②

ようやく準々決勝のネタを全部見終えました(侍スライス除く)

 

ういろうプリン「タトゥー」

元ブルーセレブ

意外とタトゥー掘るネタってありがちな気がしてならない 87

 

相席スタート「年上の女性」

決勝進出経験もある男女コンビ

このコンビは、ほぼ毎回恋愛をテーマとした漫才だが、引き出しが豊富

毎回違う角度からの恋愛模様を描いているので、本当に感心させられた

「単純な面白さ」という観点からは、少し劣るのかも 92

 

天竺鼠「道を聞かれる」

ラストイヤー?の独自路線コンビ 関西出身

このコンビはいつもつかみが長く、ネタの本筋以外の部分が冗長過ぎる

勿論「そういう笑いの取り方」ということを理解しているが、僕には合わない

「こうしたらこうなる」のギャグ(?)も流石に飽きた 86

 

インポッシブル「フリスビー」

ハイテンションコント師

勢いで持っていこうという姿勢は嫌いではないが、単純にウケ量が少なかったか 86

 

ぺこぱ「空港で再会するカップル」

濃いいキャラが人気のキャラ漫才師

このシステムは中々斬新で、少々しつこいと思いつつも面白かった

松陰寺さんのキャラが優しくて、本当に好きだ 内需拡大の件も同感である(笑) 93

 

すゑひろがりず「3分クッキング」

伝統芸能漫才師

このスタイルで決勝に進むことは難しいだろうが、毎回楽しい気分にさせてくれるコンビだ

現代漫才批判(?)は、ネタだとしても余計だったかな 90

 

八田荘「合コン」

見たことあるような無いような、関西弁なので関西出身?コンビ

悪くはないけど、テーマも内容もありがちだったかな 86

 

キュウ「オリジナルのゲーム」

独特なツッコミが人気のコンビ 関西出身

このコンビのツッコミはフレーズ、言い方ともに面白いんだけど、肯定しておきながら即座に否定(揶揄)するので、どうしても違和感が残ってしまう 88

 

ラフレクラン「バスガイド」

アイドル的人気を誇るコント師 NSC東京出身だが、よく関西の賞レースにも出場している

ネタ自体は結構面白かったけど、「西村さんのツッコミがさや香みたいだな」という思いを抱いて集中出来なかった

漫才見ることあんまりないけど、元々こんな感じだっけ? 88

 

大自然「警察24時」

2年連続準決勝に進出した実力者コンビ

批判も多いコンビだが、個人的には結構好きだ ただ、流石に毎回同じような内容で進歩がないので、ちょっと飽きてきた 87

 

田畑藤本「東大出てる?」

東大出身の藤本さんが有名な高学歴漫才師

このコンビも基本的に東大ネタ、秀才ネタばかりではあるが、相席スタート同様色んな角度からのネタを見せてくれる

東大出身なのに声を荒げてボケ&ツッコむ藤本さんは面白いのだが、ネタの熱量と笑いの量が合っていないのが残念 89

 

ダイヤモンド「ラッキー」

3回戦でボケが一言も喋らないという尖りまくったネタを披露したコンビ

今回のネタもほぼ大喜利で、漫才とはとても言えないのだが、不思議と面白い

ムリヤリ過ぎるオチも、このコンビなら良いのかな 87

 

三四郎「マジ卍」 合格

バラエティでも有名な漫才師

小宮さんのフレーズの使いまわしが多すぎるのが気になる 最近は相田さんのボケの方が面白い

全体的にまとまってはいるが、所々ネタが散漫だな、とも 89

 

マドンナ「宝くじ」 

ネタを見たことはあると思うが、いまいち覚えていないコンビ

笑いどころは非常に分かりやすいが、裏切りが無いのでイマイチ笑いが起こらなかった 84

 

アイロンヘッド「ファミレスのクレーム」

今年の歌ネタ王で大活躍した、オールラウンダーコンビ 関西出身

仕事で疲れているのかもしれないが、クレーム系のネタってどうしても「面白い」より「不愉快」が先に来てしまう

このコンビは演技が達者なので、ナポリさんのキャラがストレートに嫌に映ってしまった 86

 

さらば青春の光「怖い話」 合格

キングオブコント引退宣言を行った、ザ・森東所属唯一のコンビ

彼ららしい少し捻った漫才だったが、少し捻り方が緩かったのか、ありがちなネタに思えてしまった

勿論面白いが、このコンビの引き出しはこんなものではないと思う 89

 

ウエストランド「結婚相談所」 合格

長いツッコミで一世を風靡した(?)漫才師

最近は井口さんの妬み嫉みを前面に出すしゃべくり漫才が多かったが、久々にコント漫才になっていた

河本さんのセリフが比較的多くなってたのが良かった ただアンケートの件はありがちな気がする 90

 

モンローズ「ゾンビ映画

多分初見のコンビ 女性人気が高そう

ベタなコント漫才だが、ボケの熱量とツッコミの冷め具合の差が激しすぎてついていけなかった

フレーズも捻ってはいるけど面白くはない感じ 82

 

インディアンス「ヤンキー」 合格

関西出身だが、東京でも受け入れられている漫才師

いつものインディアンスだが、本当に東京の観客に受け入れられてるんだなぁと

しかし準決勝ではそこまで受けないのは何でだろう 91

 

モグライダー任侠映画

天才ツッコミとポンコツボケのデコボココンビ

このコンビはネタ内容もボケもツッコミも独特で、唯一無二のものがある

後半の畳み込みは非常に良かったと思う 91

 

浅村楽天移籍濃厚

FA宣言した浅村栄斗内野手の移籍先が楽天であることが濃厚という記事か出ている
非常に素晴らしい判断だと思う


ホークスファンの僕だが、当然浅村は欲しかった
正直西に年俸4年17億超え?みたいな記事を見つけ、「いや千賀、バンデン、ミランダ、武田、石川、大竹(和田)でいいやん 甲斐野、杉山を育てるのも良いし、高橋礼先発に回してもいいし、松本、高橋純、田中正義らはもう諦めたんか」と思ったものだが、浅村は少しランクが違う
3割30本打ててまだ20代という二塁手が、どれだけ希少なことか
一本、浅村の守備力の低さも有名で、基本的に打撃特化の二塁手である
もし彼に守備力があれば、年俸8億級の契約も夢ではなかったのではないだろうか

年俸のインフレについては様々な意見があるが、個人的には争奪戦になって高くなるのは当然だし、メジャーを見ていても右肩上がりになるのは当然だと考えている
昔の選手の年俸と比較するのは、非常にナンセンスだ

ただしソフトバンクホークスという球団はやり過ぎなところがある
明石は非常に素晴らしい選手だが、昨年の年俸1億超えの複数年契約には、頭がおかしくなるかと思った
生え抜きを大事に考えてのことだろうが、適正年俸を見定め、その少し上の金額を提示するやり方を取って欲しいものだ(明石は2年1億2000万くらいが妥当だろう)

浅村の「4年25億+出来高」という評価は、割かし妥当なものだと思う
楽天も同等の評価を出したのだから、楽天を選択したのも無理はないだろう
楽天の方が失礼ながら選手層という意味では薄いので、不調に陥っても外されることはまずない
そのうえ、すぐにでもチームの顔になれるはずだ

浅村を獲得できなかったのは残念だが、若手の育成、トレード、新外国人の獲得、来年の菊池待ちなどいくらでも方法はある
決して浅村マネーを西につぎ込むような愚行だけはやめて欲しい
西は良い選手だが、許容できる範囲の金額は出来高を含め4年12億くらい
それを上回るなら、阪神や横浜に譲ってやって欲しい(西はホークスキラーなので、セリーグに移籍したら万々歳である)

何にせよFAは選手の権利、行使するのも移籍するのも決して悪ではない
浅村は胸を張って楽天に移籍し、卓越した打撃で活躍して欲しいものだ(ホークス戦以外でな)

M-1グランプリ2018 ファイナリスト発表

headlines.yahoo.co.jp

 

和牛

霜降り明星

ゆにばーす

見取り図

かまいたち

スーパーマラドーナ

ジャルジャル

トム・ブラウン

ギャロップ

 

 

たくろう× 霜降り明星

ウエストランド× ジャルジャル

 

昼休憩中に適当に考えた予想だが、まさかの7組正解

かなりのガチメンバーとなったが、敗者復活戦がまったく読めないのがすごく楽しみだ

 

見取り図とギャロップの決勝進出は本当に嬉しい

毎年のように準々決勝で爆発しているのを見ていただけに、決勝に進めたのは本当に喜ばしいことだ

ギャロップはラストイヤーではない?」という話が出ているらしいが、ラストイヤーの心づもりで挑んで欲しい

 

霜降り明星の決勝進出は結構な驚きだ

去年決勝濃厚と言われながら準決勝で敗し、今年はそこまで期待されていないながら決勝進出

まあ、割とよくあることなのかもしれない

明るくテンポの良い漫才なので、観客受けはいいと思うが、審査員受けは果たして

 

敗者復活は、からし蓮根、たくろう、侍スライスあたりを期待したい(侍スライスのネタはまだ見ていないが、1回戦敗退→決勝進出というシンデレラストーリーを期待してしまう)