ほたるや

蛍が売られてるお店のごとく、珍しくありたい

R-1ぐらんぷり 2017 準々決勝感想 Bブロック前半

 

 

システムエラーで文章が消えてイライラしているので手短に(あと『記事を更新する』を押せばいい段階だった)

 

スマイルウーイェイよしたか「DJよしたか」89 不合格

映像を使用したネタだが、初めの登場ではシステムエラーで暗転

仕切り直し後、映像でパッパラパーな行動をとるよしたかさんを、会場のよしたかさんがツッコんでいく感じのネタ

悪くはないのだが、映像を使用しているだけハードルは上がったと思う 7.4

 

月亭太遊「落語ドナドナ」87 不合格

いろいろなドナドナが出てくる落語

僕は落語に疎いので、平等な意見なのか分からないが、落語っぽくないなと

もう少し上手い感じの噺が見たかったかな 7.1

 

三輪善行「ストーカー」92 不合格

前回ブログに書いた、無名組の中で一番可能性を感じたピン芸人

バイ奴がヤバイ行動を激白していくネタだが、悲鳴も多かったが笑いも多かった

バイだけのネタは好きじゃないが、しっかり笑いも備わっていた 8.8

 

稲垣早希「色んなアニメをロマンチックに」86 不合格

タイトルの通り

早希ちゃんの可愛らしさしか記憶に残らない感じ

アニメのネタでも、もう少し違うパターンが見たいかな 6.9

 

ラフ次元梅村「音を文字化する」90 不合格

5つの巨大フリップと、音声を使用したネタ

英語直訳ネタと比べると笑いどころが少ないのが気になった

正直、かなりベタなネタだと思う 7.4

 

馬と魚「もし〇〇が〇〇系男子だったら」90 不合格

森山直太朗リップスライムセカオワetcっぽい歌

いつもの馬と魚だが、ももクロaikoみたいなヒットはなかったかな

ちょっと森山直太朗の時間が長過ぎたと思う 7.7

 

藤崎マーケットトキ「敢えて感謝状」91 合格

色々な人物・企業に対して、毒のあるあるあるを述べていくネタ

程よい毒のネタなので、テレビで披露することは可能だろう

ただ、それゆえに日和っているように感じ、個人的には物足りなかった 7.5

 

粗品「高速フリップ」94 合格

いつもの粗品

ネタは一緒だが、本当に毎回毎回面白い

このネタでは決勝進出は不可能なのかもしれないが、僕は評価し続ける 9.3

 

いなだなおき「ブサイク取り扱いセミナー」88 不合格

自身のブサイク弄りを主軸としたネタ

所々遊びの部分を入れていたが、露骨すぎてあまりハマっていなかった

もうちょっと違う見せ方だ出来たんじゃないかと思う 7.0

R-1ぐらんぷり 2017 準々決勝感想 Bブロック前半

スマイルウーイェイよしたか「DJよしたか」89 不合格

映像を利用したネタだが、まず映像が出てこないトラブルがあり、「画像が出ない!」と喚くよしたかさんの姿に笑いが

機械手直し中の間は、テンダラーが上手く繋いでいて、モヤモヤした思いにさせられた上、そのまま仕切り直し(笑)

映像に映るよしたかさんのパッパラパーな行動を、会場のよしたかさんがツッコんでいくネタ

非常にリズミカルで楽しかったが、やはり映像を使用するとハードルも上がるからか、ウケはそこそこに終わった

 

 

R-1ぐらんぷり 2017 準々決勝感想 Aブロック後半

続きです

 

ガゼル西口「麻生太郎漫談」86 不合格

麻生太郎現副総理のモノマネで、冷静に対応をお願いしていくネタ

面白いが少々一辺倒か 7.3

 

虹「野菜の無人販売所」88 不合格

ロックスターと田舎の無人販売所を舞台とした一人コント

かなり無理のある設定で、安直な部分もあったが、中々新鮮で面白かった

もうちょっと工夫したら、準決勝進出も夢ではなかったと思う 8.1

 

藤崎マーケット田崎佑一「カリスマ居酒屋店員」89 合格

セグウェイにのった店員が部隊狭しと動き回る、仕事の流儀的ねネタ

動きがあって、派手さもあるが、笑いの質としてはそこそこ

今年も決勝は厳しそうだ 7.5

 

吉田裕「ヤクザの取り立て」89 不合格

いつもの感じのキャラクターで、一人新喜劇を行う幹事のネタ

正直、このネタを「ピン芸」と呼ぶのは無理がある

「こんなのは漫才じゃない、コントじゃない!」みたいなのではなく、黒子ありきのネタだもの 6.5

 

中山功太「ラジオCM」92 合格

色んな有名企業のラジオCM(関西弁ver)が登場するネタ

個人的にはこじんまりとした感じがしてあまり好みではないが、流石の完成度の言ったところ

某企業の被せとかも見事にハマっていた 8.2

 

おいでやす小田「借金の回収」94 合格

借金回収の講座で、脅しの…これもあまりネタバレしない方がいいかな

正直言ってすべてが力技で、畳み掛けるばかりで休まる部分がなく、しんどかった

好みのネタでは全くないが、これだけウケたら決勝の可能性もあるんじゃないかな 7.1

 

レイザーラモンRGドナルド・トランプ93 合格

最近バラエティ番組で披露している、トランプ大統領のモノマネネ

観客いじりを上手く生かし、自由さと緻密さが上手く混ざり合ったネタだった

オチは細川たかしではなく別の方 オチで準々決勝一の大爆発 9.0

 

尼神インター誠子「ミスユニバース86 不合格

いろんな女性のモノマネ羅列

正直イマイチだった 5.0

 

三浦マイルド「両方から聞こえてきそうな言葉」96 合格

迫力あるフリップ芸で、言葉遊びの羅列

ネタの力強さと上手さが見事にマッチして、終始ウケていた

彼は優勝した頃より、去年の準決勝や今年のネタの方がずっと面白いと思う 9.0

R-1ぐらんぷり 2017 準々決勝感想 Aブロック前半

Aブロック(18組)とBブッロク(18組)の合計36組

観客ウケ採点(100点満点)個人的採点(10点満点、小数点あり)で採点してみます

合格か不合格かも掲載します

 

MCはテンダラー

ちゃらんぽらん富好さんのツカミから、遅れてきた観客いじりなど、さすがの安定感でした

 

清友「カンニング90 不合格

テスト中、カンニングしてきたクラスメートが、答えの細部細部を気にしすぎるネタ

会場を広く使ったネタだけど、個人的には内容に無理がありすぎてハマれなかった

「何で先生は起きんねん!」と思ってしまった 6.5

 

いしーせーいち「原曲よりしっくりくるダンス」89 不合格

タイトルの通り

こういうネタは感心こそするものの、笑いは取りにくい

実際拍手笑いというよりか、拍手が多かった 6.0

 

濱田祐太郎「盲学校あるある」90 不合格

全盲の芸人さんが、盲学校時代の思い出を語る漫談

よくある、自分のハンデを生かしたネタの作りではなく、しっかりした正統派の漫談

逆に言うと、正統派ゆえにパンチ力や個性に欠けたきらいがあった 7.0

 

しょうせい「リコーダー漫談」85 不合格

9歳の少年が準々決勝に登場 リコーダーを吹きつつ、子供ならではの視点のツッコミを述べていく

まず年齢にも驚いたが、本当にしっかりしている ウケは低調だったが、森のくまさんで大爆発も

最近の子供は本当に凄いな、感心させられた 7.0

 

ヘンダーソン子安「元自衛官あるある」88 不合格

自衛官が、妖怪ウォッチや江南スタイルの曲に乗せて、陸上自衛官時代の思い出を述べていく

曲のテンポが速すぎて、ちょっと内容が入ってこなかった 6.0

 

大自然・里「朗読イントロクイズ」83 不合格

タイトルの通り

一か所爆発があったが、こういうネタで準決勝に進める訳はないだろう 4.8

 

守谷日和「全日本表現力選手権」96 合格

フライング気味の登場から…このネタの概要は敢えて控えたい 女キャッチャーではないよ

とにかく登場から数秒で観客の心を掴み、笑いの渦が絶えなかった

ただ、見る人の評価が分かれそうで、誰が見ても笑えるようなネタではないだろう 9.5

 

雷ジャクソン高本「ダメ自衛官の見分け方」90 不合格

元陸上自衛官に続いて、元海上自衛官の登場 ネタはいつもの感じ

普通に面白いが、少々飽きた 仮に自衛隊ネタでも、違う感じのものが見たかったかな 7.2

 

リー5世「日本は危ない国」90 不合格

枚方在住のガラの悪いアメリカ人が、偏見丸出しで暴れ回る漫談

厚切りジェイソンが作り込まれたネタなら、彼はあらびき芸的な荒々しいネタ

こういう舞台で見ると凄く面白いのだが、テレビ向きではないのが難点 8.0

R-1 2017 準決勝 とりあえず

イチウケは多分守谷日和

準決勝確実だと思ったのは
中山功太、おいでやす小田、レイザーラモンRG三浦マイルド、粗品、ゆりやんレトリィバァ

藤崎二人、スマイルよしたか、馬と魚、ZAZY、ナオユキ、ヒューマン辺りは多分ボーダー
ヤナギブソンは堂々と散った(笑)

名前が分からないけど、ストーカーのネタの人が、無名組の中では一番ウケてたと思います

全組の感想は、金曜の夜以降に書きます

間垣親方(元小結時天空関)の思い出

間垣親方な亡くなったと聞いて、本当に驚いた

病気のことは知っていたし、それが原因で引退していることも勿論知っていた

しかし、37歳…本当に若すぎる

 

敢えて”時天空関”と呼ばせて頂くが、彼の十八番はなんといっても足技

彼のように足技を幕内の土俵で使える力士は皆無のため、彼を表現するのにもっともピッタリな言葉かもしれない

 

ただし、足技だけの力士と思われるのは非常に心外である

足技と同じ、いやそれ以上に時天空関の魅力といえるのが、四つ身の上手さである

年齢を経るにつれ円熟味を増していき、上位戦を除き、自分より一回り近い若手相手でも、四つの形になるとほぼ負けることはなかった

旭天鵬関相手に堂々と四つ相撲で勝利したこともある 時天空関の四つ身の上手さは過小評価されていると思う

 

もう一つ彼の足技以外の武器は、ずば抜けた体力である

相撲は基本短時間で終わるスポーツだが、時天空関の相撲は長期戦になることも多々あった

水入りの相撲を何度も記録しており、体力と精神力を武器に自分より大柄な力士相手とも死闘を繰り広げた

 

若手時代の琴奨菊関や、全盛期の妙義龍関キラーとしても有名で、妙義龍関のファンの自分をヤキモキさせたりもした

四つの上手さを認めつつも、足技以外にも結構飛んだり跳ねたりすることも多かったので、正直好きな力士とはいえなかった

それでも、唯一無二の存在感を誇り、長きに渡って幕内の土俵を盛り上げた功労者だった

 

日本に帰化し、親方としての第一歩を踏み出した矢先の訃報

本当に悲しく、寂しく、辛い

個性派や軽量力士ばかり褒め称えるNHKの姿勢は、正直大嫌いだ(正統派力士や大型力士に失礼だからで、個性派、軽量力士アンチでは決してない)

でも、それでも、時天空関の曲者ぶりは、今思えば本当に個性的で光っていた

相撲以外にもあらゆる物事にいえることだが、いろんなタイプの人物がいるからいいんだと強く思う

少数派をピックアップしすぎるのはどうかと思うが、少数派の存在もしっかり認識し、理解する努力をする必要があるのではないだろうか

 

間垣親方のご冥福をお祈りいたします

本当に、お疲れさまでした